紀文のちくわを魔改造… 「ちくわきゅうり」超える令和の神メニューは生まれるのか

紀文のちくわに何を入れ込んだらウマいのか。記者は真面目に実験を続けた。

■ウインナーはどうかしら

紀文のちくわ

ここからさらにギアを入れていく。続いては惣菜系だ。

まずは皮なしウインナーの先駆「ウイニー」である。このサイズならちくわにもぴったり入りそうと購入したわけだが、ウイニーを突っ込んで茹でると、なんとも両者の良さが消えている。

ちくわの魚介風味、ウイニーの肉感がマッチすれば最高のおかず完成を目論んでいたものの、例えるなら攻撃に振りすぎて攻守のバランスが悪いイメージで、食感とさっぱり感が皆無。評価は星3つ。見た目はキュートなんだけどね…。

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■ポテトサラダが過去最高テイスト

紀文のちくわ

お次はポテトサラダ(写真左)。パウチされているパッケージの端をハサミで切り、中へぴゅーっと挿入していく。…ウマい。激ウマい。ポテサラのクリーミーさ、そしてちくわの旨みが見事に活きている。明らかにちくわが覚醒進化している。ポテトとちくわの相性は相当良いようだ。星5つ。

その後、チューブのピクルス、チューブの紅生姜、そしてタバスコのシラチャーソースを試す。いずれも想像した通りの平凡な味で、唯一チューブの紅生姜が予想よりちょっとだけウマかった。「紅生姜揚げ」が料理として存在するよう、紅生姜のさっぱり感と魚肉の組み合わせは間違いないのである。それぞれ星3つ評価。


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■締めは麺で

紀文のちくわ

最後に麺類。前回はパスタを差し込んで茹でたが、いまいちだった。そもそもパスタにちくわは入れない。その大原則を無視した実験だったのだ。

それに懲りた記者は、紅白かまぼこが入った「ちゃんぽん」を思い出した。ちゃんぽんといえば九州、九州といえばマルタイラーメンである。ちくわにマルタイの乾麺を挿入し、豪快に茹で上げる。

紀文のちくわ

茹で上がりは、おさげ髪の少女のような感じでかなりファンキー。ズズズとすすれないので、ちくわごと口にいれると…だいぶ残念テイスト。

ちくわは濃いめの味付けで茹でると激ウマいが、ラーメンスープ程度の薄さだとただ風味が吹き飛ぶだけで、どっちつかずの味に。麺もすする際に香りが鼻腔を通るわけだが、丸食いだと美味さ半減。残念ながら星1つ評価という結果になった。

実験を終え、やはりちくわにきゅうりを入れた人物の偉大さを感じた。シンプルながら美味さ倍増、そんな味は簡単に生まれないのである。そんなことを考えながら、記者は次なる挑戦食材を待つ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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