日本人、じつは中国語を読めていたと判明 5割弱が春麗を「チュンリー」と答える

調査の結果、ほぼ半数の人が「春麗」を日本語読みでなく、「チュンリー」と中国語読みしていることが明らかになった。

2024/06/07 05:45

■春麗の認知度、あまりに高すぎる…

今回の調査では3つの選択肢の中から「春麗」の読み方を選んでもらうことに。

春麗グラフ

その結果、日本語読みの「しゅんれい」を選択したのは全体の37.5%、同じく日本語読みの「はるうらら」を選択したのは15.6%。そして最多となったのは、中国語読みの「チュンリー」(46.9%)と判明したのだ。

春麗グラフ

さらに、年代別の回答傾向を見ると、30代は半数以上、40代に至っては6割以上が「チュンリー」を選択していたと明らかに。

とはいえ、格ゲーに関する知識は「男女で偏りが生じる」というのがお約束。今回も、男性の回答率に支えられての結果である説が濃厚であった。

春麗グラフ

しかし…性年代別の回答結果を見ても女性の「チュンリー」回答率は決して少なくなく、春麗というキャラがいかに日本国民に認知され、愛されているか再認識できた思いだ。


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■現代の春麗はどんなキャラ?

『スト2』時代は、勝利時に「ふっ すべての おとこたちは わたしのまえに ひざまづくのよ!!」などと発言したり、今では考えられないほどオラついていた春麗も、シリーズを追うごとにマイルドな性格になっていく。

そこで今回は『スト6』における「最新の春麗」について、人気ゲーム配信者・ストーム久保氏に忌憚のないコメントをもらうことに。

ストーム久保

久保氏はまず、「春麗と言えば『スト2』での初登場時から民族衣装的な服装にトゲ付きの腕輪というスタイルがお決まりでしたが、『スト6』では軽装になり、腕輪からトゲも外れて、何だか身軽で優しい雰囲気になった気がします」と、春麗の変化について語る。

春麗

続けて「ひょっとすると、前作『ストリートファイターV』で、父親の仇であるベガが爆発四散したことで戦いがひと段落し、且つベガに拐われていた身寄りのない少女を保護したことで、新しい人生を見つけた影響かもしれませんね」と分析。

さらには「ICPO(インターポール)に籍を置き、親の仇を血眼になって探していた頃と比べて顔つきが柔らかくなり、頼りがいのある美魔女へ変化しているのが、個人的に見どころだと思います」とのコメントを寄せてくれた。

なお、「春麗と言えば」から「思います」まで、ほぼ呼吸を挟まずにめっちゃ早口で語っており、きっと彼の初恋の相手は春麗だったのだろう。

デザインの変化や背景については理解できたが、『スト6』における「キャラ性能」はどのような特徴があるのか。こちらの質問に対し、久保氏からは「一言で表すと、春麗はテクニカルなキャラクターです」とのコメントが。

「コマンドに癖がある代わりに、優秀な対空技の『天昇脚』や、構えをとってから追加でボタンを押すと様々な派生技が出せる『行雲流水』など、使いこなせればバリエーション豊かな動きができる性能をしています」と、説明してくれたのだ。

どこかから「でも難しいんでしょう…?」という不安げな声が聞こえてきたが、久保氏は「一見すると難しそうに思える春麗ですが、ご安心ください!」と笑顔を見せる。

『スト6』には「モダンタイプ」という操作タイプがあり、こちらは従来の必殺技を出すのにコマンドが必要な「クラシックタイプ」と異なり、必殺技ボタンと方向キーを組み合わせることで、(ほぼボタン1つで)必殺技を出せるのだ。


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■『スト6』プロデューサー、やはりノリノリである

現役プレイヤーからの熱いコメントが得られたが、『ストリートファイター』シリーズを展開する「株式会社カプコン」は、今回の調査結果をどう感じるのかも気になるところ。

そこで続いては、「ふざけたアンケートをとる暇があったら功夫を積め」と怒られるのを覚悟でカプコンに取材を打診したところ、まさかの大ウケ。『スト6』プロデューサー・松本脩平氏その人が、ノリノリで取材に応じてくれたのだ。

今回の調査結果を受け、松本氏は「『スト2』 がリリースされた当時から遊んで頂いている人の中には、『しゅんれい』と読まれる方も多いですよね!」とコメント。

春麗

そう、じつは『スト2』リリース当初は「チュンリー」と「しゅんれい」で、読み方の分かれるケースが散見されたのだ。

松本氏は「春麗は本当に認知度が高く、ゲームで遊んだことがない人にも知って頂けるのはスゴいですよね。女性からの認知度が抜群に高いのも特徴だと思います」と、その人気ぶりに太鼓判を押していた。

『スト6』の使用キャラで悩んでいる人は、ぜひ春麗からプレイしてみてはいかがだろう。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ 取材協力/カプコンストーム久保

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年4月16日~2024年4月20日
対象:全国10代~60代男女752名 (有効回答数)

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