自宅から現れた大量の小銭、発行年に歓喜するも… 「不穏すぎる4文字」にネット民驚愕

実家にて発見した小銭の束。昭和64年製造であるのに加え、フィルムの「たくぎん」表記に驚きの声が寄せられている。

2024/06/04 06:00

■母親の「ファインプレー」だった…?

取材時点(3月上旬)では未開封のままであった小銭について、ポスト投稿主・次郎等もさんは「母が当時、拓銀のパートでしたので、その関係で入手したものかと思います」と振り返っている。

両親が缶や瓶の類に貯めていた小銭を整理・処理しようとした際、偶然発見したそうだ。発見時の心境については、やはり「昭和64年」と「たくぎん」のダブルパンチで、大いに驚いたとのこと。

なお、北海道拓殖銀行は98年に道内の営業を「北洋銀行」に譲り、同行は08年に「札幌銀行」と合併し、現在に至る。「拓銀」の詳細について同行に取材を打診したが、残念ながら回答は得られなかった。

そこで続いては、同貨幣の「価値」について、専門家に話を聞いてみることに…。


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■貨幣に「付加価値」が生まれるケースは…

今回の取材を快諾してくれたのは、リユースショップ「エブリデイゴールドラッシュ」を運営する「株式会社東洋」である。「北洋」銀行に吸収された銀行の関連品を「東洋」がチェックするというのは、単なる偶然だろうか…。

まずは昭和64年発行の五円玉そのものについて、東洋の担当者は「他の硬貨と同様に、発行枚数が少ないことが価格アップの要因となります」と前置き。

たくぎん

続けて「…とは言え、そこまで需要の高いものではなく、250円分が2,000円ほどで取引される程度です。滅多に無いのですが、全くの未使用品でケース付きのものが1枚で20,000円ほどになったケースもあります」と、その価値を分析していた。

また「たくぎん」フィルムによる付加価値については、「そちら方面にあまり明るくないのですが…」と断りつつ、「無くなった銀行に関連するから価値が上がった、というケースは存じ上げません」「銀行ではなく『日本初の〇〇』や『誰々が使用した』等の要素があると、付加価値としての値段がつくかなと思います」と、説明していた。

果たして「たくぎん」フィルムが使用された貨幣は、この世にいくつ存在するのだろうか…。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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