中古旅客機を「マイホーム」用に購入した女性 コックピットは川見下ろすバスルームに

使われなくなったボーイングを購入し、新居にした女性。リノベーションも自ら行ったそうだ。

2024/05/01 07:00

飛行機・航空機

「夢のマイホーム」とよく言うが、ある女性はちょっと変わった自宅を手にしたようだ。『UNILAD Tech』などの海外メディアが報じている。


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■転居を余儀なくされた女性

アメリカ・ミシシッピ川のブノワに暮らすジョー・アン・ウセリーさんという女性は、1994年に暮らしていた自宅が取り壊されることになり、新たな住まいを探さなければならなくなった。

トレーラーハウスやキャラバンも考えながら物件を探していたところで、当時、航空管制官をしている義理の兄から連絡が入ったという。

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■32万円で旅客機を購入

ジョーさんは義兄に住まい探しの話をしたところ、「土地が広いなら、使われなくなった古い旅客機を買い取って住まいにしてみる手もある」と提案された。

以前から飛行機が好きだったジョーさんはすっかりその気になり、約2,000ドル(約32万円)で中古のボーイング727を入手。半年間かけて自らの手で断熱材や配管などを整備し、自宅として住めるように改造した。

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■自宅感と飛行機感を両立

コックピットは、バスタブを備えたバスルームに変身。客室には3つの寝室やリビングルーム、キッチンにランドリーまで備わり、一般的な家と何ら変わりはない。

室内を木目調にし、壁紙を貼るなどしてマイホーム感を出しつつも、頭上の読書灯やトイレはいじらず、飛行機らしい雰囲気も大切に。また頭上の収納棚もそのまま残したため、収納スペースはかなり広く便利だ。

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■「リトル・トランプ」の愛称

機体の購入とリノベーションの費用で計5万ドル(約800万円)ほどかけたジョーさんだが、そのユニークなマイホームには子供たちも大喜び。機体は川の真上に設置されたため、まるで水面の上を飛んでいるかのように見えるという。

ドナルド・トランプ前アメリカ大統領が所有するプライベートジェットを意識し、親しみを込めマイホームは「リトル・トランプ」と呼んでいるそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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