ゆで卵作ろうとした新卒、危険すぎる方法にギョッとした… 予想外の破壊力に「知らなかった」の声も

爆発すると知っていた上で、電子レンジでゆで卵を作ろうとした人物。爆発の規模に、改めて驚きの声が寄せられている。

■「爆発を防げる」と考えたのには根拠が…

原理はさておき「卵をレンジで温めると爆発する」という答えを知っている身からすると、今回の爆発卵チャレンジはかなり無謀に思えるが、ポスト投稿主・けくめねさんは決して無策な特攻を仕掛けたワケではない。

残念ながら本人からの回答は得られなかったが、ツリー投稿を見ると「ゆで卵を作るも温泉卵状態だった→電子レンジのマイクロ波は水分子を振動させることで熱を発生させる→殻をある程度割って、水を張った丼に入れてレンチンすれば、外の水が先に熱されて白身だけ良い感じに固まった、半熟ゆで卵になるのでは?!」という思考のもと、レンジ内部に(温泉)卵を送り出したようだ。

電子レンジ

なお大破したレンジは、(ポスト投稿当時)新卒であったけくめねさんが、新社会人祝いに買ってもらった物と判明。

社会人1年目は世間の風の冷たさを知る時期だが…まさかレンジも、購入1年目で爆風の温かさを知る羽目になるとは思わなかっただろう。

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■「爆発卵」に対策法があったのか…

爆発卵の原理について、電子レンジ専門委員会・担当者は「電子レンジは周波数の高い電波・マイクロ波で、食品に含まれている水分子などを振動させて温めております」「殻があり、白身も黄身もそれぞれ膜で包まれている卵は、電子レンジで温められて内部で発生する水蒸気の逃げ場がないため、内部の圧力が高まり破裂します」と説明している。

一見すると筋が通っているように見える、前出のけくめねさん理論については「『殻をある程度割って』の程度が不明ですので、卵内部の圧力が高まらない程の十分な対策がなされていたのか否かも含め、分かりかねます」との回答が。

なお、卵を溶きほぐせばレンジで調理可能になる場合もあるという。しかし今回のケースのような事例も見られるため、素直に専門の調理器具を使用するのが安全と思われる。

取材に協力してくれた電子レンジ専門委員会は、Eat in(イートイン→101)の語呂合わせからなる10月1日の「オーブンレンジの日」を制定し、電子レンジやオーブンレンジを安全に使用するための啓発や、オーブンレンジの魅力や上手な使用を伝える、といった様々な活動を行う組織。

ぜひ、X公式アカウントをチェックしてみてはいかがだろうか。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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