武田真一アナ、NHK時代の大先輩・鈴木健二さんを追悼 帰り際の“ある振る舞い”「かっこよかった」

元NHKアナウンサー・鈴木健二さんの訃報を受け、武田真一アナが追悼。NHK時代の思い出について明かしている。

NHK

元NHKのフリーアナウンサー・武田真一が3日、公式インスタグラムを更新。NHK時代の先輩にあたる元アナウンサー・鈴木健二さんの訃報を受けて追悼した。

【画像】2ショットで鈴木さんを追悼


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■『クイズ面白ゼミナール』で人気

鈴木さんは1952年にNHKに入局。数多くの報道番組や生活情報番組などを経て、1981年から放送された『クイズ面白ゼミナール』で“主任教授”役を務め、その名司会ぶりなどで人気を博した。また、1984年の『NHK紅白歌合戦』では、歌手の引退を宣言していた都はるみさんが大トリを務めた際、白組司会を務めた鈴木さんが「私に1分間時間をください」と語りかけてアンコールを求めた場面が話題に。この言葉は当時の流行語ともなった。

NHKを定年退職後、執筆や講演活動のほか、熊本県立劇場や青森県立図書館の館長などを歴任。報道によると、近年はNHK時代の初任地だった熊本市で過ごしていたが、先月29日に老衰のため95歳で死去したという。

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■鈴木さんを案内

武田アナは、自身のNHK時代に、局を訪れた鈴木さんとの2ショット写真を投稿。「鈴木健二さんと撮って頂いた大切な一枚。放送記念日の特集番組で、ニュースセンターにロケに来られ、私が案内役を仰せつかりました」と振り返る。

鈴木さんについて、「現代のニュースや報道のあり方に、厳しいお叱りを受けるものと覚悟していましたが、とても温かく励ましてくださいました」と回顧した。

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■去り際に「かっこよかった」

さらに、「NHKの西口に、おひとりで歩いて来られ、ロケの後もおひとりで歩いて帰られました。去り際にあえて振り返らず、片手だけあげて。淡い夕日の中を、行かれました。かっこよかったです」とつづる。

改めて「放送が始まってまもなく100年。その道は、鈴木さんのようなパイオニアが、敷石を一つひとつ、膨大な数並べて造られたものです。そんな仰ぎ見る先輩たちに、私は及ぶべくもありません。しかし、末端でその流れを汲むものとして、なんとしても後に続かねばならないと、背筋が伸びる思いです」と決意を新たに。

最後は「本当にご指導ありがとうございました。安らかにお眠りください」と悼んでいる。

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■「偉大な名アナウンサー」「素敵な宝物」

武田アナの投稿に、ユーザーからも「鈴木健二さんの穏やかでそれでいてわかりやすい語り口は今も記憶に残っています」「大好きなアナウンサーさんでした。人情味があって、博識でチャーミングなお人柄が画面からにじみでていました」「傑出した、偉大な名アナウンサー」と追悼が寄せられた。

また、「この写真、大先輩と並んで、ちょっぴり緊張しつつ晴れやかな武田さんの表情がすごくグッと来ます」「鈴木さんとのツーショット素敵な宝物ですね」といった声も届いている。

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■2ショットで鈴木さんを追悼