中国企業が空飛ぶクルマ「AirCar」の独占権購入 技術進歩に期待

空飛ぶクルマ「AirCar」の製造と販売の独占権利が中国企業の手に。空の輸送に注目が集まる中国で、技術進歩に期待がかかる。

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スロバキアに拠点を置く、空陸両用車の開発企業であるKleinVisionが、中国の河北建新空飛ぶ車科技有限公司に、空飛ぶクルマ 「AirCar」の製造と販売の独占的権利を売却したことが明らかになった。『BBC』がレポートしている。

【動画】「AirCar」のテスト飛行


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■空飛ぶクルマ「AirCar」

空陸両用の車両を開発しているKleinVisionが、中国の河北建新空飛ぶ車科技有限公司に、通称空飛ぶクルマ「AirCar」の製造と販売の独占的権利を売却したことがわかった。

ステファン・クライン氏により創設され、20年以上にわたり空飛ぶクルマの構想を続けてきたという河北建新空飛ぶ車科技有限公司は、2017年より「AirCar」の開発を手掛け、2019年には初めてプロトタイプをスロバキア・二トラ空港で飛行させた。

「AirCar」は、自動車から飛行機へトランスフォームする独特の構造をしており、12の特許を取得。スポーツカーの形状から約3分で飛行機に変形することが可能だ。また2人乗りモデルで、重量は1,000キロあり、動力には排気量1.6リットルのBMW製のエンジンを導入しているという。

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■空の輸送に注力する中国

中国では近年、空飛ぶクルマの開発に注目が集まっているという。中国のドローン企業であるAutoFlightは、車で本来なら3時間かかる深セン市と珠海市の間を、テスト飛行では約20分で移動したと伝えられている。

2023年には、同国企業のEHangが開発中の電動空飛ぶタクシーに関して、中国当局から安全証明書を授与されたと報じられていた。このような動きからイギリス政府は、空飛ぶタクシーが2028年までに交通手段として一般化する可能性があると推測している。

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■空飛ぶクルマの将来性

「AirCar」は、ドローンのように垂直に浮上して飛行できる構造ではないため、滑走路が必要となる。このような構造の輸送手段を一般化するためには、インフラの整備、規制の策定、そして技術の普及など、依然としてかなりの課題点があるという。

航空コンサルタントのスティーブ・ライト氏は、「この素晴らしい個人輸送の新しい世界は、優れた平準化の役割を果たしている」「ヨーロッパには歴史的に、新しい機械を古いカテゴリーに押し込める傾向がある」と述べ、中国に門戸を開くことで技術が前進する可能性があると期待している。

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■「AirCar」のテスト飛行


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(取材・文/Sirabee 編集部・本間才子

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