鈴木おさむ氏、“最後の小説”は「辞めないと書けなかった」 印税の全額を能登半島地震の義援金に

3月末をもって放送作家を引退する鈴木おさむ氏が、小説『もう明日が待っている』を緊急発売。「辞めないと書けなかった物語」と語っている。

鈴木おさむ『もう明日が待っている』

放送作家・鈴木おさむ氏が27日、公式X(旧・ツイッター)を更新。同日に、自身最後の小説『もう明日が待っている』(文藝春秋)を発売したことを報告した。


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■印税は全額義援金に

鈴木氏は「本日緊急発売!! 僕の最後の小説です! 『もう明日が待っている』辞めないと書けなかった物語です。僕と彼らと仲間達の物語です」と報告。

「僕の印税は全額、能登半島の地震の義援金に募金します。沢山の人に届きますように…」と、著書の写真を添えて投稿した。

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■『SMAP×SMAP』の「最終回のつもり」

鈴木氏は昨年10月、2024年3月末をもって放送作家業と脚本業から引退することを発表。その理由の一つとして、「SMAPが解散してから、自分の中で120%の力が入りにくくなってしまったというのもあります」としていた。

『もう明日が待っている』は、1996年から2016年まで放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の放送作家を務めていた鈴木氏が、SMAPのメンバーやスタッフらをモチーフにした小説で、鈴木氏と木村拓哉との出会いや、『SMAP×SMAP』のスタート、番組内での謝罪放送、解散後に至るまでを描いている。

鈴木氏はきょう27日に出演した文化放送のラジオ番組『おとなりさん』の中で、同書について「僕の中では『SMAP×SMAP』の最終回のつもりで書いている」などと語っていた。

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■「待ってました」「厳かな気持ちで」の声

鈴木氏の投稿に、ユーザーからは「おさむさんが3月末にSMAPの小説を出すっておっしゃってたから待ってました」「最後の小説…厳かな気持ちで受け止めさせていただきます」「最後の置き土産をありがとう」とコメントが集まった。

また、印税の寄付には「読みます! 募金も素晴らしいです」「印税で寄付できるってのも尊敬します」「全額能登半島の地震のために寄付なさるなら購入させていただきます! ありがとうございます」といった声も寄せられている。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ

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