硬貨39枚と磁石37個を飲み込み大手術受けた男性 「健康のため」と理由明かす

硬貨や磁石を大量に飲み込み不調を訴えた男性が、取り出すための手術を受けた。磁石の作用で腸閉塞を起こしていたという。

手術・外科手術・オペ

インドの病院で、男性患者の体内から硬貨と磁石を取り除く異例の手術が行われた。『Gulf News』や『The Times of India』が報じている。


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■硬貨や磁石を摘出

ニューデリーのサー・ガンガ・ラム病院の医師が、手術で男性患者(26)の腸から多数の硬貨と磁石を取り出した。

親族によると、男性は数週間前から硬貨や磁石を定期的に飲み込んでおり、その後に食欲減退や不調を訴えて20日以上も嘔吐と腹痛に苦しんだ末、救急病棟に搬送されたという。

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■磁石が原因の腸閉塞

腹部のX線検査とCTスキャンの結果、多数の影が認められ、大量の硬貨と磁石が小腸内で2つのループを形成し、腸閉塞を引き起こしていることが判明。磁石の磁気によって腸内でループ状に引き寄せられ、腐食していた。

直ちに手術が行われ、医師が腸を切開してすべての硬貨と磁石を取り出した。さらにループを吻合させて再結合し、胃からも硬貨と磁石を取り出したという。

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■思い込みで大量接種

医師によると、患者の胃からは1ルピー、2ルピー、5ルピーの硬貨合計39枚と、ハート形、球形、星形、弾丸形、三角形など様々な形状の磁石が37個も見つかった。

男性は精神疾患を患っており、硬貨や磁石に含まれる亜鉛が自身の健康に役立つと信じ、これらの物質を大量に接種し続けたという。

術後の経過は順調で、男性は入院から7日後に回復し退院した。

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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド

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