ひき逃げ被害者が息子と知り愕然とした当局職員 「最もひどい悪夢」

ひき逃げ事故が発生。命を落とした被害者は、現場の作業にあたった当局職員の息子だったという。

2024/03/10 08:00

交通事故・車・衝突

アメリカでこのたび、1件の悲劇的なひき逃げ事故が発生した。アメリカの『People』や『WBNG』が報じている。


関連記事:海外派遣中の父親に宝物のぬいぐるみを送った5歳児 無事を祈る親子愛に世界が感動

■国道でひき逃げ事故

2月17日、ニューヨーク州ビンガムトンの国道で、ひき逃げ事故が発生。被害者はテイラー・ベショーナーさん(29)という男性だ。

ビンガムトン警察署によると、テイラーさんは前日の夜、いとこや友人とバレンタインのパーティに参加し、その後に数名で繁華街のバーに移動した。

早朝になり友人らと別れ、ひとり歩いて帰宅していたところで、1台の車両に轢かれてしまった。

関連記事:テイラー・スウィフトのチケット譲渡で挙式費用無料に 式場所有者の交換条件が話題

■駆けつけた運輸省職員は愕然

テイラーさんを轢いた車は、現場から逃走。午前2時頃、道路脇で倒れているテイラーさんを見かけた通行人が、911通報をした。

道路は封鎖され、そこに運輸省職員のコーリーさんが援助のために駆けつけた。しかし被害者の顔を見たコーリーさんは、ショックで愕然としたという。テイラーさんは、コーリーさんの息子だったのだ。

コーリーさんはメディアに対し、当時の心境を「最もひどい悪夢でした。まるで世界が逆さまになったかのような感覚」と明かしている。

関連記事:小浜桃奈、別府ひき逃げ事件の被害者母の手紙に涙 「罪は重いと思います」

■7歳の息子の父親

テイラーさんは、その場で死亡が確認された。7歳のジェイデンくんという子供の父親だった。

そこで、知人が遺族のためにクラウドファンディングを開設。「テイラーの中心にはいつもジェイデンがいました」と早すぎる死を嘆いた。

さらに「彼は私が出会ったなかで最も誠実で、無私無欲な人でした。 彼は生涯を通じて多くの人に愛されていました」と説明している。

関連記事:テイラー・スウィフトと同じトレーニングをした女性 「吐きそう…。彼女はモンスター」

■逃走車はいまだ発見ならず

逃走車および運転手は、いまだ見つかっていない。同署に勤務しているコリー・マイナー警部は、地域住民に対し「情報があれば、些細なことでも提供してほしい」と協力を呼び掛けた。

また「聞いたことがある話でも、誰かが話していた内容でも、重大な参考になるかもしれないのです」と訴えている。

この報道を受け、世間の人々からは「(ジェイデンくんは)幼くしてパパを亡くすなんてかわいそう」「コーリーさん、悲しくて仕事にならなかっただろうな」など、同情の声が多数寄せられている。

・合わせて読みたい→海外派遣中の父親に宝物のぬいぐるみを送った5歳児 無事を祈る親子愛に世界が感動

(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

ひき逃げ【Amazonでチェック】