災害の際の待ち合わせ場所を家族で決めている? 意外にも若い世代が最多に

地震や災害の際に「家族で待ち合わせる避難場所」を確認している人はどれくらいいるのだろうか?

能登半島地震

家族が集まる元日の北陸地方を襲った能登半島地震。今も避難生活や、地元を離れた二次避難が続いている。今回は、ちょうど親戚や家族が団らんしていたタイミングだったが、東日本大震災などでは帰宅困難者も発生した。


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■一時・広域避難場所も

家族が学校や会社など別々の場所で災害が起きた際、大切なことのひとつは、自宅以外での待ち合わせ場所をどこにするか。

自治体では、一時避難場所と広域避難場所がそれぞれ指定されており、公式サイトや広報誌などに掲載されている他、街なかでも看板をしばしば目にする。

災害の際の待ち合わせ場所を家族と確認・共有している人は、どれくらいいるのだろうか。

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■確認している人は4割以下

Sirabee編集部が、1月9〜11日にかけて全国10〜60代の家族と同居している男女620名を対象に「災害の際に落ち合う避難場所」について調査したところ、「家族でしっかり確認している」と答えた人は5.3%。

「ある程度は共有している」との回答が32.1%だった。待ち合わせる避難場所をある程度でも共有している人は、4割に満たないことがわかった。

「あまり認識していない」が28.8%で、最も多かった答えは「全く確認していない」で33.8%に及んでいる。

避難場所

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■若い世代では多い

今回の調査結果を世代別で見てみると、しっかり確認している人の割合が最も高いのは10〜20代で10.9%。親世代が若いことも理由かもしれないが、意外にも若い世代は用意周到なようだ。

逆に、子育て世代では割合が下がり、30代では「しっかり+ある程度」を合わせても33.7%に。こうした大きな災害を、対策をも見直すきっかけに活かしたい。

避難場所

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■執筆者プロフィール

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年1月9日~1月11日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

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