ウクライナ紛争は今年停戦合意すると思う? 8割以上が和平には悲観的

ロシアによる侵攻から2年が経過したウクライナ紛争。今年収束の気配を見せるのだろうか。

プーチン・ゼレンスキー

2022年2月24日、プーチン大統領がウクライナへの「特別軍事作戦」を宣言し、ロシア軍がウクライナに侵攻を始めてからまもなく2年。ウクライナ軍の善戦や欧米諸国からの軍事援助もあり、今も膠着状態のまま戦闘が続いている。


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■3月には大統領選も

港湾都市・マリウポリや東部の要衝・バフムトなどは、今もロシアの占領下に。また、ロシアが占領し、一方的に併合を宣言しているウクライナ東部の4州でも、3月にロシア大統領選挙の投票が行われる予定だ。

ウクライナ紛争も影響が少なくない物価上昇は今も続き、欧米では支援疲れの動きも報じられている。3年目を迎える紛争、今年は収まる気配を見せるのだろうか。

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■「停戦合意する」は2割

Sirabee編集部が、1月9〜11日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「ウクライナ紛争の今後」について意識調査したところ、「今年確実に停戦合意すると思う」と答えた人はわずか2.4%。

「たぶん停戦合意する」が17.3%で、今年中に戦争が収束しそうと考える人は2割に満たないことがわかった。

最も多かった回答は「たぶん停戦合意しない」の62.3%。「絶対にしない」と考える人も18.1%存在する。

ウクライナ紛争

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■男性はより厳しい見方も

今回の調査を男女別に検証してみると、大きな男女差は見られないものの、「今年中には絶対に停戦合意しない」という悲観的な意見が男性のほうが14ポイント近く多い。

ロシア軍による虐殺や戦争犯罪の疑いもあり、深く結びついた憎しみや感情のもつれもあって、対立や戦闘が収まるにはまだかなり時間がかかりそうだ。

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■執筆者プロフィール

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年2月1日~2月2日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

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