兄に殺害されかけた10代男性に家族は「水に流せ」 通報勧める声が続出

ハイになり自制心を失った兄が、ドアを蹴破って弟の部屋に侵入。弟はナイフで殺されそうになったというのに、家族は「まあまあ…」と言うばかりで通報もしてくれなかった。

拳・パンチ・暴力

ナイフを振りかざし、男性の腕や顎を刺した兄。それなのに家族は兄をかばい、その後も家で暮らすことを許可した。

恐ろしい経験をネットに書き込んだ男性に、「今からでも通報を」というコメントが多数寄せられている。


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■ナイフを持った兄が突入

先日の夕方、自室でゲームを楽しんでいた男性(17)の部屋のドアを兄(19)がノックし、「ドアを開けろ」と言ってきた。男性が無視をして開けずにいたところ、ナイフを持った兄がドアを蹴破り、部屋に押し入ったという。

胸を刺されそうになった男性がとっさに腕で体をかばうと、兄は前腕に刺さったナイフを引き抜き、再び体に突き刺そうとした。男性が素手で刃先を掴んで阻止すると、兄はさらに顎を切りつけ首を絞めようとしたが、男性は必死に兄を蹴って逃げ出した。

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■「忘れなさい」と言う母親

母親が騒ぎに気づき、男性を連れて病院へ。その後に母親は家に大急ぎで戻り、暴れる兄を別の病院へ連れて行った。

「なぜ警察署に連れて行かなかったの」と尋ねる男性に、母親は「お兄ちゃんは(幻覚作用のある)マジックマッシュルームを摂取してハイになっていたの」と説明。兄は病院を後にし、祖母宅に1日泊まって自宅に舞い戻った。

「ごめん。俺、ハイになっててさ。何が起こったのか自分でも分からないんだ」と言われても、男性は兄を許すことができない。「そんなの、言い訳にはならない。刑務所に行くべきだ」と言ったところ、近くにいた母親が「責めちゃダメ。許してあげなさい。もう忘れるの」と言い出した。

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■兄を責めない家族

「事件」から4日後、家族の集まりでもこの件が話題になったが、祖母や親戚は「忘れるべき」としか言ってくれない。弟を刺したのだから罰を受けるべきなのに、兄は今も同じ屋根の下で生活している。

刺された後、すぐに警察に通報すべきだった。兄に刺されたこともつらいが、誰も「お前が悪い」と兄を責めない事実はもっと耐え難い。この経緯をまとめてネット掲示板に投稿した男性に、多くのユーザーがコメントを寄せている。

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■「警察へ行くべき」という助言

ユーザーたちは、「今からでも遅くない。警察に行って被害について話すほうがいい」と助言。「あなたのお母さんは通報すべきだったのに…」「学校の先生とカウンセラーに相談したほうがいい」「祖母宅に身を寄せたほうがいいのでは…」といったコメントを書き込んでいる。

また一部ユーザーは、「お兄さんとメッセージをやり取りし、犯行について書くよう促すべき」「(刺したという証拠を得た上で)警察に通報したらいい」と意見している。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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