子育て系YouTuberが育児放棄で逮捕される 我が子6人への虐待が判明

かつて子育てアドバイザーをしていたYouTuberが、児童虐待の罪を認めた。息子に食事や水を与えず、長時間にわたり労働させていたという。

2024/01/19 07:30

虐待・少年

子供2人を虐待し餓死させた件で有罪を認めたYouTuberの女が、刑務所へ行くこととなった。『CBS News』『WDHN』などの海外メディアが報じている。


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■複数の児童虐待容疑で逮捕

アメリカ・ユタ州に住む6人の子供の母親で、子育てアドバイザーとして人気を博したYouTuberのルビー・フランケは、今年9月に6件の児童虐待の罪で起訴されていた。

しかし共同被告でセラピストのジョディ・ヒルデブランドについて証言するという司法取引に応じ、2件の訴追が取り下げられたと報じられた。

グレーと白の受刑者服を着て足かせを付けられたフランケは、最初の3件の罪状それぞれについて「家族と子供たちに深い後悔と悲しみを感じますが、有罪です」と、自ら罪を認めた。

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■セラピストの影響があった?

弁護士は声明で、フランケはビジネスパートナーであったヒルデブランドの影響で「歪んだ道徳観」に導かれた結果、虐待が発生したと述べている。

弁護士はまた「ルビー・フランケは献身的な母親である」と述べた上で、ヒルデブランドが「フランケの探究心を利用して、凶悪なものに捻じ曲げた」と主張している。

なおユタ州法では、故意に子供に重大な身体的傷害を負わせた場合、第2級加重児童虐待で起訴される可能性があり、1年から15年の懲役が科されるという。

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■息子に拷問じみた虐待を行う

司法取引にはフランケによる生々しい虐待の詳細が記されており、現在12歳の息子に対し、壁座りや重たい箱を運ぶなどの肉体労働を何時間も強制する拷問を行っていたことが、明らかになった。

息子は十分な水を与えられずに夏の屋外で作業させられた結果、度重なる深刻な日焼けによる水ぶくれができていたという。

さらに食事を与えられなかったり、水を飲むと罰せられ、2023年7月に逃走しようとした際には手足を縛られ、手錠をかけられることもあった。そして、手錠が食い込んでできた怪我には、ダクトテープが巻かれていたそうだ。

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■かつては人気配信者

フランケは2015年からYouTubeで子育てアドバイザーとして配信を行っていたが、2022年に更新が停止していた。また、今回の事件を受けて夫のケビン・フランケさんは離婚を申請したという。

子供2人は痩せて衰弱したところを警察に保護され、その後に病院に運ばれた。また、下の4人の子供は現在は州の保護下に置かれている。

もう一人の被告であるヒルデブランドは事件後、元患者や姪から次々に虐待や洗脳を受けたという証言が上がっており、6件の重罪で起訴され、逮捕依頼投獄されたままだという。

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(文/Sirabee 編集部・びやじま

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