田中道子、『新美の巨人たち』でアートトラベラーとして探索 円谷英二監督作“幻のフィルム”を50数年ぶりに大公開

1月13日よる10時から放送される『新美の巨人たち』。田中道子が閉館が迫った“ミュージカルの殿堂”の設計の苦心に迫る。

新美の巨人たち

1月13日よる10時から放送される『新美の巨人たち』(テレビ東京系)。来年閉館される「“ミュージカルの殿堂”帝国劇場」の知られざる建築美に俳優・田中道子が迫る。


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■来年閉館される「帝国劇場」

新美の巨人たち

テレビ東京系にて毎週土曜よる10時放送中の同番組。今回の放送回では、来年閉館が決まっている「帝国劇場」を取り上げる。

その中で、竣工当時「世界一の舞台機構を」と情熱を傾けた稀代の演劇人・菊田一夫氏が、そのこけら落としの演目として、かの名作『風と共に去りぬ』を舞台化するために制作を依頼した、“特撮の神様”こと円谷英二監督(『ゴジラ』『ウルトラマン』ほか)が作成した“幻のフィルム”が50数年ぶりに日の目を見ることに。

意匠設計を担当した建築家・谷口吉郎氏のこだわりを俳優・田中がアートトラベラーとして探索。その設計の苦心と知られざる建築美に迫る。

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■世界的名作『風と共に去りぬ』の舞台化

谷口氏の「光と影の工夫」のほか、洋画家・猪熊弦一郎氏や陶芸の第一人者・加藤唐九郎氏など様々な芸術家や職人を設計段階から巻き込み、ともに空間を作り上げた。

そして施主側の責任者は東宝の専務であった菊田氏。彼は当時世界一の舞台機構を帝劇に備えるために全力を傾けた。その驚くべき舞台機構の数々を紐解く。

世界一の舞台機構を菊田氏が目指した理由は、世界的名作『風と共に去りぬ』の舞台化。帝劇はまさにそのために作られた劇場といっても過言ではない。だが権利元からはかの有名なアトランタの脱出シーンを舞台で再現できなければ許可がおりなかった。

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■幻の貴重なフィルムが50数年ぶりに公開

菊田氏は莫大な資金をかけて“特撮の神様”円谷氏にある依頼をすることに。円谷氏はその持てる技術を生かし見事な特撮映像を作り上げ、『風と共に去りぬ』のクライマックスシーンを舞台上に再現することに成功。菊田氏は世界ではじめて『風と共に去りぬ』を舞台化する権利を得た。

今回、長年保管されていた、帝劇ではじめて舞台化された『風と共に去りぬ』のクライマックスシーンのために円谷氏が制作した幻の貴重なフィルムを、50数年ぶりに放送。

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