年賀状を「送ってほしい」人は4人に1人 ”年賀状じまい”は40代が最多か

お正月の風物詩・年賀状。最近は送らない人も増えているようだが…。

年賀状

テレビCMも流されており、年末からお正月の風物詩とも言える年賀状。年の瀬には、大掃除など年越し準備に追われながら、年賀状を書いている人もいるだろう。


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■「年賀状じまい」の動きも

とはいえ、eメールやSNSなどさまざまなコミュニケーション手段が普及した今の時代。年賀状を送るのを止める人や「年賀状じまい」という言葉も聞かれるようになった。

送る人が多い状態ならまだしも、送らない人が多くなると、「送らないでほしい」と考える人も増えてくるかもしれない。現段階での実態は、どうなっているのだろうか。

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■「送って」は4人に1人

Sirabee編集部が、12月21〜25日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「年賀状」について調査したところ、「送ってほしい」と答えた人は25.5%。およそ4人に1人だった。

「止めたので送らないでほしい」という人は39.3%。「止めてはいないが返信が面倒なので送らないでほしい」という人が35.2%だった。

年賀状をすでに止めている人は4割にとどまっているが、送っている人でも「送らなかった人から届くと面倒」という経験があるようだ。

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■年賀状じまいは40代が最多か

年賀状は古くからある習慣だけあって、今回の調査でも世代差が見られるかと思いきや、意外な結果に。「送ってほしい」と答えた人は、60代に次いで10〜20代が高い。

「返信が面倒だから送らないで」という割合には世代差がなかったが、「止めたので送らないで」という人が最も多かったのは、40代で43.3%。30〜50代で高く、子育てなどで忙しい世代がストレスを感じているのかもしれない。

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■執筆者プロフィール

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年12月20日~12月25日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

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