「寝る前のバナナが快眠の鍵」と専門家 体がリラックスし体内時計を調整

睡眠を研究する団体が、「バナナが睡眠に良い」との研究を公表。含まれる複数の物質が、睡眠を促すとしている。

バナナ

睡眠について研究する団体が、数ある果物のなかでも特に「バナナが快眠に効く」という研究を発表した。『Sky News』や『Amerisleep』などが報じている。


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■筋肉の弛緩が快眠の鍵

睡眠支援を専門とするチャリティ団体「Sleep Charity」は、「快眠のヒントトップ5」というリストのなかで、「夕食または就寝前にバナナを食べることが快眠の鍵になる」と発表した。

バナナに大量に含まれるマグネシウム、カリウムなどの栄養素は、筋肉のけいれんを抑えストレスや不安を軽減するリラックス効果がある。

まず筋肉をリラックスさせ、夜間のけいれんを防ぐことで良質な睡眠を促す点と、筋弛緩剤の役割があり、体の力が抜けてすぐに眠りにつくことができることもメリットに挙げた。

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■体内時計の調整物質

次にバナナに含まれるビタミンB6が、セロトニンとメラトニンの生成を促す点だ。ビタミンB6には、脳を落ち着かせるホルモンの分泌を促すアミノ酸、トリプトファンも含まれている。

またトリプトファンは、体内のメラトニンレベルをコントロールする神経伝達物質セロトニンに、変換する働きがある。

さらにメラトニンにより人間は夕方に眠くなることで、体内時計を調整している。メラトニンが足りないと不眠に陥るが、就寝前にバナナを食べることで、自然に安眠できるようになるという。

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■生活習慣も快眠には重要

Sleep Charityは、バナナ以外でもブドウ、チェリー、イチゴなども、メラトニンを供給する果物として推奨している。

また食べ物以外にも、普段の生活で睡眠不足を解消するアイディアをいくつか挙げた。

まずスマートフォンやパソコンの画面のスイッチを、夜になったら切ること。スクリーンの画面はメラトニンの体内分泌を抑制するため、睡眠を妨げる要因となる。

他にも読書や就寝前のお風呂などリラックスする時間を設けることや、瞑想をすること、そして眠るには涼しく、暗く、静かな部屋など「理想的な寝室環境を作ること」が重要だとしている。

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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド

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