骨髄移植で救われた女性がドナーと対面 「あなたの一部をくださり感謝します」

重病が発覚するも、骨髄ドナーに命を救われた女性。善意溢れる恩人との対面が実現したときは、思わず涙が込み上げたという。

入院・病室・女性

病気発覚で死の恐怖に直面した女性が、骨髄移植で命を救われてドナーにも対面。溢れる思いを伝えるまでの経緯を、『AsiaOne』など海外メディアが伝えた。


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■突然の重病発覚

シンガポールで暮らすAさん(27)は、子供の頃からとても元気で健康には自信があった。しかし2021年6月、Aさんは体調の異変に気づいて困惑した。体のあちこちに大きなあざができ、発疹のようなものが出だしたのだ。

心配になったため病院に行き検査を受けたところ、Aさんは医師から衝撃的な事実を告げられた。再生不良性貧血を患っており、骨髄移植が必要だと言われたのだ。

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■骨髄移植を受けることに

ただちに入院し、定期的に輸血を受けながら骨髄ドナーを待ったAさん。数ヶ月後には骨髄バンクの関係者から連絡があり、ドナーが見つかったことを知らされた。

ドナーになった女性Bさん(31)は、さっそくパートナーと実母に「骨髄を提供することになったの」と伝えたところ、大反対されてしまった。「体に悪い」「危険だ」と言われたが、時間をかけて説明して納得してもらい、弱っていたAさんに骨髄を提供した。

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■感謝の気持ちを伝え涙

12月8日、Aさんは初めて命の恩人Bさんに会うことができた。感極まり涙ぐみながらも、「あなたの体の一部、そして温かいお気持ちもいただきました」「本当にどうもありがとうございます」とBさんに伝えた。

家族の反対を押し切って骨髄を提供したBさんは、「新しい骨髄で、Aさんにはこれからもどうか明るく健康な人生を送ってほしいと思います」と希望を語っている。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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