勝俣州和、『24時間テレビ』着服事件に疑いの目 「“着服せず”の年も怪しい」
同じ業界の人間として、『24時間テレビ』の募金着服に憤る勝俣州和。怒りが大きいのか、着服がなかった年の釈明にも厳しい疑いを向ける。
『24時間テレビ 愛は地球を救う』（日本テレビ系）をめぐる募金着服事件について、タレントの勝俣州和が3日放送の『アッコにおまかせ！』（TBS系）でコメント。憤りをあらわにし、着服が行われなかった年の釈明にも疑いを向けた。
■9年間で募金264万円を着服
同事件は先月28日に発覚したもので、日テレ系列の日本海テレビ元経営戦略局長が、9年間で約1,118万円もの売上金を着服。その中に『24時間テレビ』の寄付金約264万円が含まれていたとのことで、日本海テレビは元局長の懲戒解雇と警察への被害届提出を発表した。
MCの和田アキ子は「ちょっと信じられないね」として、「1回や2回じゃないんだよね。何で気が付かないんだろう？」と局のガバナンスも疑問視。
「ああいう寄付金ってピって抜いたらわからんのかな？」と続けると、勝俣は「誰がいくら入れたとか明確じゃないから、こういうふうにできる隙があるかもしれない」と推測した。
■着服がなかった2年間にも…
番組は着服の手口についても触れ、募金を銀行に送金するまで、社内で一時保管している間に持ち出されていたことが解説される。その回数は8回にも及び、2014年に50万2,400円、2015年に32万9,000円など、詳しい内訳もリストで公開されていった。
リストでは2021年と2022年は着服が行われていないのだが、勝俣は「『着服せず』の年も怪しいですけどね」と疑いを向ける。この2年に関し、日本海テレビによると、本人は「コロナで寄付金が少なく、着服するのは申し訳ないと思った」と語っていることが紹介された。
■バレやすいので着服しなかっただけ？
しかし、勝俣はこの釈明に「『申し訳ない』じゃないんです。バレるんですよ少ないから」と持論を展開。罪悪感から着服しなかったのではなく、寄付金が少ないために持ち出すと見つかりやすかったのではと睨んだ。
勝俣はさらに、着服が10円単位で及んでいる年もあることから「2,720円とか…」と端数に言及。「最後に（小銭を）掴んで、ポケットに入れて去るんでしょうね」と具体的な手口についても推測した。
■「信じられない」と憤り隠さず
その後も勝俣は、「やっぱ募金活動にも参加してますから、地方（の局）とかって。何を感じてやってたのかと思いますよね」「小さい子たちとか老人の方も（貯金箱を）持って来るじゃないですか、遠くから来て。それが信じられない」と憤りをあらわに。
日本海テレビは本人への聴取として「『自分の口座の残高が増えるのを見るのが好きだった』と話していた」と発表しているが、これにも「『24時間テレビ』の次の日とかに毎年入れてるから、バレますよね。給料日でもないのに何で急に何十万も入ってんだって」と呆れた様子だった。
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（文／Sirabee 編集部・玉山諒太）
