『VIVANT』監修の元公安警察官が考える「別班」の正体 古舘伊知郎も「やっぱり…」

ドラマ『VIVANT』で監修を担当していた元公安警察官・勝丸円覚氏が、話題となった「別班」の正体について、古舘伊知郎とともに考察している。

古舘伊知郎

元警視庁公安部外事課の勝丸円覚氏が、29日に更新されたフリーアナウンサー・古舘伊知郎のYouTubeチャンネル『古舘伊知郎チャンネル』に出演。ドラマ『VIVANT』(TBS系)で話題となった「別班」の正体についての考察を語った。

【動画】「別班」の正体について考察


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■『VIVANT』で話題に

『VIVANT』は、エリート商社マンとしての顔と、「別班」と呼ばれるエリート工作員の2つ顔を持つ主人公・乃木憂助(堺雅人)が、所属部署で起こった誤送金事件を発端に、国際テロ組織や公安警察などの動きに巻き込まれていくストーリー。

同ドラマをきっかけに、防衛省の非公然組織として描かれた別班が話題を集め、その実在の有無などが取り沙汰された。

勝丸氏は警視庁に入庁後、公安警察官として海外などで経験を積み、数年前に退職後はセキュリティコンサルタントとして活動。『VIVANT』でも公安監修を務めていた。

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■ISILによる日本人拘束事件の裏で

政府は「別班」の存在を否定しているが、古舘は、2015年にジャーナリストの後藤健二さんら2人が、イスラム過激派組織のISILに殺害された事件について、「別班とかが動いていたのかなと思うんですけど」と推測。

古舘自身は一時、別班を米国の対外情報機関であるCIA傘下の組織ではないかと考えていたものの、有識者に尋ねたところ即座に否定されたそうで、「やっぱり防衛省の下にあるんだと。やっぱりそれですかね?」と勝丸氏に投げかける。

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■「これは別班だろうな」確信

勝丸氏によると、事件の発生当時、勝丸氏も公安警察官としてシリア大使館やムスリムのコミュニティとも連絡を取るなど、さまざまなルートを探って情報を収集していたという。

しかしこのほかにも、内閣情報調査室には、現地にいなければ知り得ないような、軍の装備などの軍事機密に近い情報がもたらされていたという。

勝丸氏は「確証のない話で、見聞きした範囲での話」と前置きしつつ、「これは自衛隊じゃないと、外務省も警察も取れるような話じゃない。(情報を得たのは)防衛省の組織だろうと。であればこれは別班だろうなというのが、私の中ではそう確信していました」と語っていた。

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■「ものすごい視点のお話」驚きの声

勝丸氏の明かした緊迫感のあるエピソードに、コメント欄では「衝撃的なお話でした」「ものすごい視点のお話でドキドキしました。それにしてもバレないように生きるって凡人にはとても無理…」と驚く声が。

また、「VIVANT面白かった! 熱が冷めないうちに、ぜひ続編を!」「別班、そのうち『名探偵コナン』に出てきたりして」といったコメントも寄せられている。

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■「別班」の正体について考察