「鮭」という漢字を何と読む? 「サケ派」「シャケ派」が多い地域も判明

秋には食べたい味覚「鮭」。これは「サケ」「シャケ」、どちらの読み方が多いのだろうか?

鮭・サケ・シャケ

秋になると生まれた川に遡上するため、日本近海に回遊してくる鮭。とくに沖合で漁獲されたものは脂も乗り、「秋味(あきあじ)」とも呼ばれる秋の味覚の代表格だ。


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■身も卵巣も絶品

卵巣も筋子やイクラとして人気の鮭。焼いても鍋の具にしてもフライにしても絶品だが、「鮭」という漢字、あなたはどのように読むだろうか?

何を当たり前なことを、と思うかもしれないが、世の中には「サケ」という人と「シャケ」と読む人が存在する。どちらが優勢なのか。また、そう読んでいるのはどんな人たちなのだろうか。

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■7割以上が「サケ」

Sirabee編集部が、11月10〜12日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「鮭という漢字の読み方」について調査したところ、72.6%が「サケ」と回答。一方の「シャケ派」は27.4%だった。

鮭・サケ・シャケ

日本に遡上する鮭の標準和名は「シロザケ」で、これはサケ目サケ科サケ属の魚。そのため、「シャケ」は誤りではないが訛ったもので、魚としては「サケ」が正式ということになる。

一方、塩蔵したものの呼び名としては「塩ザケ」だけでなく「塩ジャケ」もかなり身近だ。連濁した際の発音しやすさも影響しているかもしれない。

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■北海道・東北では「シャケ派」も健闘

「サケとシャケ」に地域差はあるのだろうか。今回の調査結果を地域別で見てみると、「サケ派」が最も多かったのは中国・四国で82.3%。

一方、鮭が遡上する本場とも言える北海道・東北では「シャケ派」が多く、32.8%を占めている。

ただ、全てのエリアで「サケ」が「シャケ」を大きく上回っており、「シャケ」が主流派という地域は存在しないこともわかった。

鮭・サケ・シャケ

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■執筆者プロフィール

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年11月10日~11月12日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

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