5000万分の1の確率で出現の「雌雄モザイク」ロブスター捕獲 公募で「ボウイ」と命名

ロブスター漁師が、雌雄一体化した珍しいロブスターを捕獲し、TikTokで話題になっている。網で保護し、生態や行動を観察していくという。

2023/11/28 08:00

ロブスター

アメリカ最北東部にあるメイン州で、漁師が珍しいロブスターを捕獲した。半分がメスの赤色で、左半分は青いオスの個体だった。『The Indipendnt』『NewYorkPost』が報じている。

【写真】雌雄モザイクの希少ロブスター捕獲


関連記事:7人組に9万円も無線飲食されたレストラン 「店の死活問題」とSNSで訴え

■雌雄モザイクのロブスター

アメリカ・メイン州のロブスター漁師であるジェイコブさんが、5,000万分の一の確率で出現すると言われる珍しいロブスターを捕獲した。背中の右半分が赤色のメス、左半分が青色のオスに分かれた「雌雄モザイク」と言われる個体だった。

ジェイコブさんは、尾びれに切り込みがあるかどうかを確認。万が一、卵を持つメスだった場合は、捕獲せずに尾びれに切り込みを入れて海へ返さなくてはならないからだ。

ジェイコブさんは260万人のフォロワーを抱えるTikTokerでもあり、ロブスターの動画をアップすると、630万回以上再生された。動画内で、今後このロブスターをペットとして飼うか、海へ返すか、「コメントで意見を教えてほしい」と問いかけている。

関連記事:7人組に9万円も無線飲食されたレストラン 「店の死活問題」とSNSで訴え

■ロブスターを飼育することに

投稿を見たフォロワーからコメントが寄せられ、「飼育したほうがいい」という意見が大多数だったため、ジェイコブさんは飼育用の準備を始めることになった。

ロブスターを放置しておけば、メス側に卵が生育するのか、あるいは他のロブスターを一緒に飼育すれば交配が行われるかなど、生態の観察に余念がない様子だ。

また飼育するにあたり、ジェイコブさんはTikTokで名前を募集。歌手のデビット・ボウイにちなんで「ボウイ」と名付けては、という意見が多かった。デビット・ボウイの瞳が左右で色の違うオッドアイであることや、中世的な魅力を持っていることが理由らしい。

ジェイコブさんは「50%」という名前にしたかったというが、フォロワーの意見を尊重し、ロブスターに「ボウイ」と名付けた。


関連記事:冬虫夏草の真菌を自分の皮膚で育てたTikToker 「まるで人気サバイバルゲーム」と話題

■飼育用の網を設置

ジェイコブさんはメーカーから素材を寄付してもらい、特大の飼育網を組み立てた。網に海藻を敷いた家と餌となる魚を取りつけ、ボウイを入れて海水に沈めている。

冬の間は数ヶ月であれば、自然環境で過ごすことに問題はないとのことだが、将来的には水族館に引き取ってほしいとも話している。

また自然界に返すより観察飼育のほうが安全ではあるものの、ボウイが生き延びる保証はないという。さらに非常に珍しいロブスターだけに、自然界における寿命も不明というのが実情だそうだ。

ジェイコブさんは、自身のTikTokでボウイの経過を報告していくと話している。


関連記事:冬虫夏草の真菌を自分の皮膚で育てたTikToker 「まるで人気サバイバルゲーム」と話題

■雌雄モザイクの希少ロブスター捕獲

@jacob__knowles

Craziest lobster ever! What do you want to do with it? Let me know in the comments! #maine #lobster #fishing #ocean #interesting #commercialfishing #fy #LobsterTok #educate #didyouknow #coolcatch #rare #rarefind

♬ original sound – Jacob Knowles


・合わせて読みたい→7人組に9万円も無線飲食されたレストラン 「店の死活問題」とSNSで訴え

(取材・文/Sirabee 編集部・本間才子

オスとメスはどちらが得か?【Amazonでチェック】