「息子には超能力がある」と猛アピールの親に批判噴出　金儲けが目的と糾弾する声も

「息子には一般人にはない素晴らしい能力がある」と公表した両親が、有料でセミナーを開催するなどしている。両親の主張、そして世間の反応について、タイのメディア『Thaiger』などが伝えた。

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■息子の超能力を信じる親

タイで12歳の男の子を育てる両親が、「うちの子供には超能力があります」と公表。「わずか7歳の頃に仏教における法を学び始めたんです」「未来を予言することもできます」「霊的オーラを用いて、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と話すこともできました」などと主張した。

両親がさらに「息子は習得した仏教の法を他の人たちと共有したがっています」と語ったところ、多くの人がその“神秘的な力”を信じるように。SNSなどでも話題となったことから、男の子は未成年でありながら、さまざまな活動を展開するようになった。

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■有料セミナー開催も

男の子と両親は、何度かオンラインコースを実施。男の子は主に幽体離脱の経験や仏教の教えについて受講者らに話し、話題を集めた。

内容が内容だけに一時は批判の声が急増したが、その後に下火になったこともあって、男の子と両親はSNSなどを利用して活動を続けてきた。

そしてこのほど「プーケットで『瞑想ワークショップ』を開催する」と宣伝し始めたことから、再び話題の人に。過去にも同様のイベントを有料で開催し大金を稼いでいたこともあって、ネットユーザーからは再び厳しい批判の声が上がっている。

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■親に対する批判も

この親子について「胡散臭い」と感じている人は多く、「親が子供を金儲けに利用しているだけ」「そもそも学校には行かなくていいのか」といった声が上がっている。

また「親なのに、申し訳ないと思わないのか」「息子が望む暮らしをさせてあげて」「超能力なんてあるわけがない」といったコメントも、SNS上に多数書き込まれている。

タイ人の多くが迷信深いと言われているが、「この男の子にはどうしても同情を禁じえない」と言う人も多いようだ。