新型コロナ後遺症に苦しむ女性が「生きる喜び失った」 味覚・嗅覚が戻らず倦怠感も

意外に長引くケースが指摘される新型コロナウイルス感染症の後遺症。それが2年も続き将来を悲観しているという女性が症状を明かし、助言を求めている。

絶望・うつ・体調不良

「食欲が出ないせいで、痩せ細る一方」「常にだるく、生きる喜びも感じなくなった」と嘆く女性。長引く不調のせいでうつ状態に陥ったと、あまりにも苦しい状況を明かした。


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■新型コロナ後遺症に苦しむ日々

海外で暮らす女性(37)は、2年前に新型コロナウイルスに感染しどうにか回復したが、味覚と嗅覚だけは正常に戻らなかった。

においも味もしないせいで、今では「食べたい」という気持ちさえ全く湧いてこない。そのような状態が続いたため医師に相談したところ、このまま元には戻らない可能性を指摘された。

それからというもの、女性は料理をする気にもなれない。食から大きな喜びを得ていたのに、それを完全に失い、そのせいで体重は減る一方だ。十分に食べていないせいかひどい倦怠感もあり、体調も悪くなってしまった。

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■完全にうつ状態に

以前は外出し人に会うこともあったが、今では外に行くことに興味さえない。好きな男性と関係を持っても虚しいだけで満足感はまるで得られないし、性的に興奮することさえなくなった。

新型コロナウイルス感染以前は感じていたさまざまな喜びを、全く感じることができない。そのせいで将来を悲観し「死んでしまったほうがいいのかも…」とさえ感じるようになった。

そんな女性がイギリスのメディア『The Sun』の人生相談コーナーに投稿し、アドバイスを求めた。

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■「カウンセリングを」と助言

相談を受け付けた回答者は女性に同情し、「においと味は多くの人に過小評価されていますが、実際には重要なものなのです」「あなたが落ち込むのも無理はありません」と説明した。

また「ただ、もし感染前の状態に戻らないとしても、人生の喜びを見出すことは可能です」と女性を励ました。

そのためにも、女性には身体的なサポートだけでなく精神的な支えも必要だと判断。そこで「ぜひカウンセリングを受けてほしい」と呼びかけると同時に、栄養士への相談も勧めている。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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