YOASOBIとAdoの出場で『紅白』の成功となる理由 2018年の再来

YOASOBIとAdoの『NHK紅白歌合戦』出場は、2018年紅白のMISIAと米津玄師を彷彿とさせる。

NHKホール

出場歌手が発表された『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)。今年の「紅白」は盛り上がるのだろうか。


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■YOASOBIとAdoの紅白出場

今年の「NHK紅白」出場者には、今年のJ−POPの代表作である『アイドル』があるYOASOBIと、初めてTVで生歌唱するであろうAdoの名前があった。

結論から言えば、YOASOBIとAdoの2人を出場させることができた時点で、今年の紅白の成功は決まったようなものだろう。どちらもTVで生歌唱することが待望されていた2曲もしくは2名なのである。

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■YOASOBI『アイドル』

YOASOBIは今年に入ってからあまりTVに出ない傾向があり、特に『アイドル』は日本のTV番組では歌っていない。

またYOASOBIの楽曲は歌うのが難しいことでも知られており、音を外さずに歌うチャレンジ番組『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)でも、YOASOBIの楽曲は鬼門だ。

ikuraが日本のTV番組で歌わない分、様々なアーティストが『アイドル』に挑戦しては苦戦してきた。最高難度の楽曲『アイドル』を、本家ikuraが生放送でいかに歌えるのかが注目される。

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■YOASOBIに集まる期待

これはYOASOBIが2020年に「紅白」で初TVパフォーマンスをしたときと同じ状況で、ikuraが人々の想像を超える生歌唱を披露したことでYOASOBIは国民に衝撃を与えたのだった。

YOASOBIはこの瞬間を忘れていないからこそ、NHKや「紅白」に出続けるのだろう。大きな期待が集まる今年のYOASOBIは、NHKとの蜜月関係を考えても、紅組のトリに選ばれてもおかしくはない。

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■待望の歌姫・Ado