日ハムが「獲って失敗はない」選手 新庄剛志監督に向けて高木豊氏が“懇願”
自身の後輩にあたる選手について、日ハムが獲得するメリットを強調した高木豊氏。新庄剛志監督に向けて呼びかけている。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が10日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。北海道日本ハムファイターズが、鍵谷陽平投手の獲得調査を進めていると報じられたことを受け、新庄剛志監督にメッセージを送った。
■中継ぎとして活躍
鍵谷投手は北海道出身で、北海高校を経て中央大学に進学。大谷翔平選手と同じ2012年のドラフト会議で3位指名を受け、日本ハムに入団した。主に中継ぎとして、2016年の日本一に貢献するなど活躍していた。
2019年のシーズン途中にトレードで読売ジャイアンツに移籍。2020年、2021年にはチーム最多の登板で貢献したが、昨シーズンはコンディション不良に悩まされ、今オフに戦力外通告を受けた。
■巨人・原前監督も評価
中央大学野球部で鍵谷投手の先輩にあたる高木氏は、「まだまだ全然投げれると思うし、投げっぷりもいい」と評価。球種は少ないものの、「これから覚えることだってできるし、球威もまだあると思う。まだまだ全然使えると思うよ」と話す。
また、「性格がいいんだよね。すごく人がいいというか、無理を聞いてくれる。『ここで行ってくれ』『分かりました』って、どんなところでも行ってくれる。（巨人前監督の）原（辰徳）監督が言ってた。『本当によく投げてくれる』って。『鍵谷がいてくれてよかった。獲って本当に良かったな』って…」と明かした。
■若い選手へのアドバイスも
鍵谷投手は現在33歳とあって、キャリアや他球団でのプレー経験を活かし、「その苦労や経験を選手たちに伝えるっていうことは大事なことだと思うよ。彼の性格からすると、惜しみなくいろんなアドバイスができると思うんだよね」と指摘。
「そういう意味でも、鍵谷を日本ハムが獲ってくれるっていうのは嬉しいな。性格いいし、一生懸命やる子だから、日本ハムの関係者獲ってください」と頭を下げた。
