「隣のお母さんが子供に怒鳴る声がうるさい」と投稿した女性 非難集まるも意外な展開に

「隣人の怒鳴り声が迷惑」とコミュニティの掲示板に書き込んだ女性。意に反して多くの非難が寄せられたかと思えば、予想外な展開を迎えたようだ。

騒音

子供の性格が十人十色なように、子育ての仕方も人それぞれ。その子の性格に合った教育やしつけができれば良いのだが、親も人間である以上、時に感情的に怒鳴ってしまうこともあるだろう。

今、ある掲示板の書き込みが炎上していることを、イギリスの『Mirror』やオーストラリアの『kidspot』が報じた。


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■お隣の怒鳴り声で毎朝目覚め

オーストラリアのパースに暮らす女性が、Facebookの地元住民向けの掲示板に「隣の家に暮らすファミリーのお母さんへ」として、あることを書き込んだ。

女性は毎朝、その「お母さん」が子供たちに「歯を磨きなさい」「忘れ物があるわよ」「早くしなさい」などと怒鳴っている声で目が覚めるそうだ。

書き込みの最後には、「子供に怒鳴っても、何もいいことはありません。ハッキリ言って、眠りの妨げになって大迷惑です」と訴えている。

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■「めちゃくちゃ怖いお母さん」

続けて「近隣住民にも配慮を。声が漏れています。あなた、めちゃくちゃ怖いお母さんですよ」と厳しく非難もしている。

この意見に同情が集まるかと思いきや、投稿者の意に反してコメント欄は炎上。女性に「陰湿ですね」と反論する声が、多数寄せられた。

女性は「直接苦情を言えば、子供たちに怒鳴るのと同じように怒られると思い、掲示板に書き込むことにした」と説明している。

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■誰も本音は「できれば怒りたくない」

子育て世代からは「できれば怒りたくない」「あなた、お子さんいないでしょう?」「子育てってそういうものよ」など、投稿者ではなく「お母さん」への共感が続々と書き込まれた。

なかには、「『サウンド・オブ・ミュージック』みたいな子育てを想像してるなら、あんなのは空想の世界よ」といった声もある。

朝の忙しない時間帯や自分自身に余裕がない時は特に、「つい感情的になってしまう」「毎日同じことで怒鳴ってしまう」という母親が多いようだ。

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■意外な展開に

そしてFacebookでは、その「お母さん」を特定し、心の余裕のない状態から助けてあげようとする人も現れた。

さらに数日後、コメント欄にある女性から「帰宅したら、玄関のドアに赤ワイン1本とチョコレートの箱が置いてありました」との書き込みがあった。

「イライラするときは、これで一息ついて」と書かれたメモが添えられていたといい、「投稿に書かれていた『お母さん』は私のことだったんですね(笑)」と。何とも意外な展開を迎えたようだ。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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