日本人がほぼ知らない大手バーガーチェーン「マムズタッチ」が東京・渋谷に… 味もコスパもガチ最高だった

韓国ナンバーワンハンバーガーチェーン「MOM'S TOUCH(マムズタッチ)」が東京・渋谷に登場。かなりハイレベルな味でした。

マムズタッチ

韓国で最も高い人気を誇るハンバーガーチェーン「MOM’S TOUCH(マムズタッチ)」のポップアップストアが20日、東京・渋谷にオープン。前日の19日、メディア向けの試食会が開始され、同店自慢の鶏もも肉を丸ごとパティにした「サイバーガー」が記者陣にお披露目された。


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■韓国発の実力派バーガーチェーン

マムズタッチ

マムズタッチは、韓国を拠点にタイやアメリカなど国内外1,400店舗以上を展開するハンバーガーチェーン大手。

注文が入ってから鶏肉に衣を着け、フライヤーに入れじっくり揚げていくという調理工程で、作りたての美味しさと新鮮さを重視。スピードと効率を重視した他社ファストフードのスタイルとは一線を画した「ハンドメイド」にこだわる実力店だ。

主力商品は、前述の「サイバーガー」(370円 ※サイ=鶏もも肉)と、牛肉パティを使った「グリルビーフバーガー」(590円)。その他、フライドチキン(250円)、ヤンニョムチキン、ソイガーリックチキン(ともに350円)とチキンメニューも充実している。

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■「日本はグルメ先進国だからこそ」

マムズタッチ

この日登壇した統括ディレクターである同社理事のキョンミン・リー氏は、「日本同様、韓国でもマクドナルド、ケンタッキーなどそうそうたるグローバルブランドがしのぎを削っているが、マムズタッチがここまで認知度を高まらせることができたのは、ずばり味です。その努力を重ね、韓国の中で最大店舗を誇るハンバーガーブランドに成長した」と、これまでの経緯を振り返る。

今回渋谷にできたのは期間限定のポップアップストアとあり、残念ながら正式な店舗というわけではないが、今後の「日本進出」の行方を占う重要な試金石となる。

「日本は高レベルな外食文化があり、グルメ先進国。そんな日本でこの味を認めてもらいたいと考え、長期に渡って準備を続けてきた。今回のポップアップストアで良い評価がいただけたら、今後、さらなる展望が広がると考えている」(キョンミン・リー氏)。


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■めちゃくちゃウマかった「サイバーガー」

マムズタッチ

実際の味はどうなのか。記者の前に運ばれてきたサイバーガーは、パティ、バンズ共にサイズが大きく、揚げたてのチキンからはじつに良い香りが漂っている。

肉質は非常に柔らかく、噛むと肉の間からジューシーな肉汁があふれ出した。衣はサクサクで、間に挟まっているピクルス、輪切りの玉ねぎも存在感十分で、口を動かすたびにそれら素材の旨味が一体となり大変美味だ。

味、サイズ感、そしてコスパも、記者がこれまで食べてきたチキンバーガーの中では間違いなくトップクラスだった。


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■ビーフもウマい…

マムズタッチ

記者がさらに注目したのは、第2の名物「グリルビーフバーガー」。

秘伝のスパイスを加えたビーフ生地を、高温グリルでプレスしながら焼き上げたもので、肉の旨味がギュッと濃縮されている上、表面はクリスピー、中はジューシーかつ肉々しさで溢れているというハイレベルな出来。

他のグルメバーガー店で1,200~1,300円程度で提供されているランクの味が、590円とは衝撃的だったが、同社広報に「今後、正式な日本進出時にもこの値段なのか」と問うと、「今回は日本の皆さんに味を知ってもらうため、ややリーズナブルな価格にしている。この機会に一回味わってもらいたい」との回答。

…それにしても、このクオリティのチェーンが日本上陸を果たした際は、間違いなく既存バーガーチェーンにとって脅威になるだろうというのが記者の正直な感想。今回「SHIBUYA109」の向かいにオープンした「マムズタッチTOKYOポップアップストア」(東京都渋谷区道玄坂2-5-8)は、本日20日から11月9日までの営業。バーガー好きの方は一度足を運んでおくべきだ。


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■執筆者プロフィール

キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク。

中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材しつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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