今夜開幕のプロ野球「クライマックスシリーズ」　6割が”逆転劇”に期待

18日からファイナルステージが始まるプロ野球セ・パ両リーグのクライマックスシリーズ。

ファーストステージで、それぞれ横浜DeNAと福岡ソフトバンクを破った広島と千葉ロッテが、ペナントレースを制した阪神とオリックスに挑む。

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■広島・千葉ロッテが挑む

2007年から導入されたクライマックスシリーズ。それまではペナントレース優勝球団が確定すると、以降はいわゆる消化試合となり、注目度が下がるという問題があった。

この制度で3位まではペナントレースへの挑戦権を持ち、マジック消滅後のAクラス争いも激化している。

セ・パ両リーグともクライマックスシリーズでの逆転劇も起きており、ファイナルステージでは1ゲームのアドバンテージがあるとはいえ、ペナントレース優勝球団も油断はできない。

とはいえ、今季セ・リーグの1位と2位の差は11.5ゲーム。パ・リーグに至っては15.5ゲームと、それぞれ阪神とオリックスが圧勝した。それでも逆転が起きる可能性について、ファンはどのように感じているのだろうか。

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■6割が逆転劇に期待

Sirabee編集部が、10月13〜16日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「プロ野球クライマックスシリーズ」について調査したところ、「上位が順当に勝ってほしい」との回答が39.8％。

「逆転劇を見たい」と答えた人が優勢で、60.2％を占めた。日本人らしい判官びいきゆえか、ドラマチックな展開への期待か、必ずしもペナントレース優勝球団が支持を集めているわけではなさそうだ。

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■近畿地方はもちろん…

とはいえ、この期待度は「どの球団に親近感を持っているか」によって異なるだろう。今回ファイナルステージに進出した球団の地元は、関東・近畿・中国の各エリア。

そこで今回の調査結果を地域別に見てみると…。

「上位が順当に勝ってほしい」と答えた割合は、やはり近畿地方で圧倒的に高く、55.3％。唯一、過半数となった。広島カープが進出している中国・四国地方は36.3％にとどまっている。

今年は上位がアドバンテージとホームスタジアムの利を活かして順当に決めるのか、はたまた逆転劇が起きるのか。今夜の試合に注目が集まる。

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■執筆者プロフィール

タカハシマコト：ニュースサイトSirabee編集主幹／クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ（TCC）会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』（アスキー新書）『その日本語、お粗末ですよ』（宝島社）