蚊に刺されやすい人の特徴がより細分化 「服の色や呼吸の仕方も要因」と皮膚科医

皮膚科医によると、「蚊に刺されやすい人」の特徴は、広く知られている「O型の人」以外にも複数あるそうだ。

蚊

現在、ある皮膚科医が解説する「蚊に刺されやすい人の特徴」に注目が集まっている。アメリカの『NEW YORK POST』やオーストラリアの『news.com.au』が報じている。


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■蚊のメスだけが血を吸う

皮膚科医のリンジー・ズブリツキーさんは、「dermguru」のアカウント名でTikTokにたびたびスキンケアなどの動画を投稿している。そんななか蚊についての情報を発信し、注目を集めている。

蚊の主食は花の蜜や草の汁だが、産卵に必要なたんぱく質を摂って卵巣を発達させるため、メスだけが哺乳類の血を吸うという。リンジーさんは「刺されやすいのは、汗を多くかく人や、体温が高めの人です」と述べているが、これについては知っている人も多いだろう。

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■飲酒時にも注意

蚊は汗に含まれるアンモニアや尿酸、乳酸の成分に引き寄せられる。そのため元気に動き回る子供や、運動中の人が刺されやすい傾向にあるのだ。

また350ミリリットルのビールを1缶開けただけで、飲んでいない人よりも蚊を寄せ付けてしまうそうだ。アルコールが体内で分解される際、多量の二酸化炭素が発生し、呼吸とともに吐き出される。蚊はこの二酸化炭素に反応する。

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■蚊は人間の足首が好き?

呼吸が浅くて速くなりやすい肥満体型や体の大きい人は、二酸化炭素の排出量が多いといい、やはり蚊に刺されやすくなる。

さらにリンジーさんは「皮膚に付いている細菌も要因の一つです」と説明。付着している細菌の数や種類にもよるが、「足首は細菌が集まりやすいので、特に刺されやすいパーツなんです」と明かしている。

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■服は明るい色をチョイス

またリンジーさんは、日本でも広く知られているように「最も刺されやすいのは血液型がO型の人」と別の動画で解説している。

他にも、着る服の色にも影響を受けるそうで、「黒や茶色、緑のような暗い色は蚊に見つかりやすい」とのこと。蚊が多くいる場所では、白や黄色などの明るい色を着ると少しは違うようだ。

これには世間から「だから刺されやすいのか!」「複数人でいても自分だけ刺されるのがずっと疑問だった」など、多くの反響を呼んでいる。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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