「オオトカゲに噛まれた」と叫ぶ女性の足元にワニが… 当局が出動し捕獲

いきなり脚に痛みを感じ、「オオトカゲにやられた」と考えた女性。しかし実際には、ワニであることが判明した。

クロコダイル・ワニ・赤ちゃん・子供

女性の脚を噛んだあと、口を開けてじっとしていたというその生き物。「オオトカゲだ」と思っていた女性が正体に気づくまでの経緯を、『AsiaOne』など海外のメディアが伝えた。


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■“大きな生き物”に脚を噛まれた女性

1日午前6時頃のこと、マレーシア・マラッカで暮らすファリダ・アブドゥル・ガーニさん(65)が、ポーチの掃除をするために家の外に出た。

すると左脚に痛みを感じたため、立ち止まって足元を確認することにした。外は薄暗くはっきり見ることはできなかったが、そこに予想外の大きな生き物がいることに気づき、「オオトカゲだ」「これに噛まれたんだ」と考えたそうだ。

しかしファリダさんの大声に気づいて出てきた息子がその生き物をじっくり確認し、それがオオトカゲではなくワニ(クロコダイル)であることに気づいた。

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■隊員らが出動し捕獲

意外な場所でワニに噛まれたファリダさんは、一部メディアの取材に応じて「オオトカゲなら、あっという間に逃げていたでしょうね」「でもあのクロコダイルはじっと動かないまま。息子が食卓カバーに閉じ込めるまで、ずっと口を開けていましたよ」と振り返った。

当のクロコダイルは、体長約30センチの赤ちゃんだった。通報を受けた当局がただちに4名の隊員を派遣し、捕獲した。


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■「海では見たが…」と話す女性

タンジュン・ビダーラ海岸の近くで暮らすファリダさんは、「以前、クロコダイルが海で泳いでいるのを見たことがあるんです」と話す。しかし自宅に現れたのは、これが初めてのことだった。

当局は、このクロコダイルについて「生息地を離れファリダさんの自宅敷地に迷い込んだ」と推測。捕獲後は野生生物国立公園局に引き渡したと明かした。

マレーシアでは、クロコダイルが人を襲うケースが時折報じられる。2022年には父親とカヌーに乗っていた1歳の男児がクロコダイルに生きたまま食われ、救おうとした父親も重傷を負った。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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