阿部慎之助監督も「厳しくしなくていい」 宮本慎也氏が“現代の指導方法”に持論
宮本慎也氏が「厳しい」と言われる指導者が「現代で教える難しさ」を語り、阿部慎之助監督にアドバイスを送った。
■阿部監督の指導法に…
読売ジャイアンツの今季と来年の展望を振り返った今回の動画。そのなかでスタッフが「いろいろ（練習）やりましたよね、アーリーワークから始まって」と指摘する。
宮本氏は「まあね。そこは阿部新監督でどういう方針を打ち出してやるか。 もうさすがにね、厳しい人も気づいてきているんですよ、ダメだなと。どうやって選手を動かしていくかというのは、もうみんな感じていると思いますよ、現場の人は」と語った。
■阿部監督も「わかっている」
さらに「これぐらいやらないとダメなんだというのが通用しなくなってきているのは、みんな感じてきているので。 そこをどのラインに設定するかですよ。間違ってしまうとよくないので。行き過ぎてしまうのもダメだし、ビビって、手前で止めてしまうと、強くなっていかないので。ここのさじ加減は阿部監督もわかっていると思います」と話す。
続けて「みんなよく昭和だなんだって、 僕なんかとくに言われるんですけど。とくに言われるんですけど、気づいていますよ」とコメントした。
■厳しくしなくてもいい
スタッフが「ヘッドの立ち回りが大事になりそう」と指摘すると、「役割があるので。おそらくですよ、僕が思うのは監督は戦略・戦術を考えてどうやって選手を使っていくか、あとは見極め、選手の。そこが1番大事」と宮本氏は語る。
また「あとはコーチが指導したりとか。僕は監督が小川さんだったので、誰がどう見ても俺が厳しくするしかなかった。だからある程度任せて。阿部監督もそういうスタイルにするんじゃないかなと思うんですけど」と予測。
そして「ボンと張り切ってしまうと前に出ちゃうんで。僕もよく言われるんですけど、別に厳しくしなくても、いるだけでピリッとするというと思うんですよ。外から見ると阿部新監督はある程度ピリッとするというかね。その中でユーモアもある人なんで、良いバランスでできるんじゃないかなと思っているんですけどね」と語った。
