ハードオフで買った玩具、なぜか母がブチ切れ その理由が「エキサイティンすぎる」と話題に

ハードオフで購入した懐かしのおもちゃ。しかし、令和の人類からすると「まるでドローンにしか見えない」と話題に。

2023/09/07 12:00

遺跡からの出土品を分析し、古代の人々の生活に思いを馳せる考古学は、非常にロマンのある学問。しかし「どのように使われていたのか」という正確な答えは、当時の人々しか知り得ない情報である。

以前X(旧・ツイッター)上では、ハードオフにて出土した「謎の物体」に注目が集まっていたのをご存知だろうか。

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■母に怒られたドローン、何かがおかしい…

今回まず注目したいのが、「日本一バズるヴィジュアル系バンド」と名高い「0.1gの誤算」ボーカリストの緑川ゆうさんが投稿したポスト。

「子供の頃ずっと欲しくて、買って買って騒いだけど買ってもらえなかったものが、新潟のハードオフに売ってて買ってしまった。これ知ってる人いますか?」「ちなみにリビングに置いといたら、母さんに『ドローン買ったの!? 絶対に飛ばしちゃダメだからね』と怒られました」と綴られた投稿には、リビングで撮影したと思しき「黒い物体」の写真が添えられている。

ハードオフ

特徴的な形状は、確かにドローンを連想させるが、なぜか強烈な見覚えが…。

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■エキサイティンし始めるユーザー続出

そう、こちらの物体は平成を代表する(?)おもちゃ「バトルドーム」である。ピンボールの要領で対戦相手のゴールにボールを入れる3Dアクションピンボールゲームで、そのゲーム性というより、CMの内容であまりにも有名。

ハードオフ

90年代、子供向けのアニメ番組を観ていると高確率で同CMが放送され、「ボールを相手のゴールにシュゥゥゥーッ!!」「超! エキサイティン!!」といったインパクト満載なフレーズのみで構成された内容は、当時の子供たちの潜在意識に刷り込まれていく。「遊んだ経験はないが、CMは覚えている」というアラサー世代は決して少なくないだろう。

緑川さんのポストを見て、当時を思い出した人はかなり多いようで、同投稿は1,500件以上の「いいね」を獲得。他のXユーザーからは「相手のゴールにシュゥゥゥーッ!!」「バトルドォォォォーーーム!!」「私もこれ、めちゃめちゃ欲しかった」「CMの脳内再生が余裕すぎる」などなど、エキサイティンな声が多数上がっていた。

緑川さんはこちらを「ハードオフ 新潟南万代店」にて2,000円台で購入したそうで、「リビングに置いておいたら母にドローンと勘違いされ、絶対に飛ばさないようにと怒られました(笑)」「発売当時は当然ドローンなんてなかったので、バトルドームを知らない人が今見たら、ドローンに見えるのか…と驚きました」と、投稿までの経緯を説明している。

令和の現代において、バトルドームはやはり「過去の存在」となっているのだろうか…。そこで今回は、ハードオフにおける「バトルドーム事情」を探るべく、「株式会社ハードオフコーポレーション」に詳しい話を聞いてみることに。

すると、あまりにエキサイティンな舞台裏が明らかになったのだ…。

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■ハードオフ担当者、完全にノリノリである

バトルドームのハードオフでの買取・販売状況について、担当者はまず「基本的には『ホビーオフ』での取り扱いになります。ホビーオフが近隣に無い場合、ハードオフなど別の業態で扱う場合もあります」と前置きする。

ハードオフ

続いて、「バトルドーム自体が『かなりレア』というワケではないですが、部品の欠品が多く、完全な状態で販売できるものは貴重となっております」「同製品はボールなど小さいパーツも多いため、お子様がエキサイティンした結果、無くなってしまうことも多いようです」と、分析・説明してくれたのだ。

また、通常のモデルよりも「ドラえもん、バトルドームも出たぁ!!」のフレーズでお馴染みな『ドラえもんバトルドーム』の方が、目にする機会は多い模様。

ハードオフ

ちなみに取材に応じてくれたハードオフ担当者も、販売当時は「直撃世代」の小学生だったため、緑川さんのポストを見て「懐かしい!」と感動したとのこと。

同担当者からは「プレイしたことはありませんが、友達を3人集めなくてはいけないので、なかなかのハードルを感じます」「20代前半の新入社員に聞いてみたところ、『世代では無いが、CMが有名なので存在は知っていた』との回答が返ってきました」といった興味深いコメントも寄せられている。

震災時には、被災地の子供達の心を癒す「電気不要のおもちゃ」として再注目が集まったバトルドーム。中毒性の高いCMと合わせ、その唯一無二の魅力は今後も人々に愛され続けていくことだろう。

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■このフォルム、確かにドローンかも?