ジャニー喜多川氏、性加害問題でテレビ“NG”の可能性 「おぞましすぎ」ファンも失望

波紋を呼ぶジャニー喜多川氏の性加害問題。今後、テレビでは彼に関する話が「NG」になる可能性も…。

2023/09/05 11:55

ジャニー喜多川

7日、ジャニーズ事務所が創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題に関する記者会見を行う。ジャニー氏が生前行っていたとされる行為が次々に明らかになり、波紋を呼んでいる。

今回の件で、タレント達がテレビで話す「ジャニーさんトーク」にも暗雲が…。

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■性加害問題が波紋を呼んで…

ジャニー氏による性加害問題は、大きな動きを見せている。8月4日に国連人権理事会が会見を行い一連の問題に言及。同月29日には、ジャニーズ事務所が設置した「再発防止特別チーム」が長期にわたるジャニー氏の性加害の事実を認定した。

「再発防止特別チーム」の提言を受け、9月7日にジャニーズ事務所が記者会見を行うことに。ネット上では、日が経つにつれて厳しい声が増えている印象だ。

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■お馴染みの「ジャニーさんトーク」

ジャニー氏は生前、ジャニーズタレントから「ジャニーさん」の愛称で親しまれた。バラエティ番組では、TOKIO・松岡昌宏がオーディションで脚を組んで座っていたところ、ジャニー氏がその態度を評価して合格にした、嵐・二宮和也のことを相葉雅紀と間違えて覚えていた…など、タレントの口からエピソードが語られることも多かった。

ある芸能事務所関係者は、「ジャニーさんトーク」についてこう振り返る。

「苦しい時に社長のひと言で救われたという心温まる話からお茶目なエピソードまで幅広かったです。タレントが一般人である芸能事務所の社長の名前を出したり、モノマネをするのは珍しい。それだけ、ジャニー氏がタレントから愛されていたのでしょう」(芸能事務所関係者)。

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■“NG事項”になる可能性も…

だが、一連の性加害問題が大々的に報じられたことで、ジャニー氏に対する見方が変わった人も少なくないはず。そんな世の中の流れを受けて、業界内ではこんな声も出ていて…。

「今後、テレビでジャニーさんに関する話は“NG”になる可能性があります。近年、テレビ局はコンプライアンスを重視しており、特に『性加害』には敏感です。どんなに功績があり、愛されていた人物だったとしても、彼のエピソードを流せば、テレビ局に批判が殺到する恐れもありますからね」(前出・芸能事務所関係者)。

タレントも、以前のようにジャニー氏の名前を口にしにくくなるかもしれない。

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■ショックを受けるファンも…

ジャニーズファンの間でも、ジャニー氏に対する見方が変わった人は多いようだ。

ネット上では、「ジャニーズタレントが話す、ジャニーさんとのエピソード大好きだったのに…」「ジャニーさん大好きな人だったけど、色々闇を感じてしまう」「もうジャニーさんのおもしろエピソード楽しく聞けなくなる」「今回元ジャニーズが告発して驚いた。ホントにおぞましい」など、ショックを受ける人の声が多数あがっている。

生前、ジャニー氏は社長でありながら、タレントに孫のような距離感で接してきた。その裏で非道な行為に及んでいたことは、絶対に許されてはならない。

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に取材。飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。

仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。今期の推しは、『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)と『ばらかもん』(同系)。『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)の行方も気になる毎日。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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