新井広島は「しぶとい」「阪神は5ゲーム差を切ると焦る」 田尾安志氏が解説

29日の試合で巨人に逆転勝利したカープに田尾安志氏が驚き。マジックが消滅した阪神は焦る?

新井貴浩

元阪神タイガース選手の田尾安志氏が、29日の試合に逆転勝利した広島東洋カープの強さに驚きの声を上げた。


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■阪神が逆転負け

29日の阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズ戦を振り返った今回の動画。

試合はタイガースが8回裏に2点を先制し優位に立つと、9回表に抑えの岩崎優投手が登板。勝利は確定的かと思われた。

ところがベイスターズが佐野恵太選手の2ランホームランで追いつくと、牧秀悟選手が勝ち越しのホームラン。9回裏は森原康平投手がランナーを出しながらも無失点に抑え、ベイスターズが勝利した。

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■田尾氏が振り返る

田尾氏は初回から振り返ったあと、「8回に2点取れたということで、9回は岩崎。もう決まりかなと思ったんですけど、甘かったですね。岩崎が『まさかまさか』でした」とコメントする。

9回表について「代打の蛯名。1割バッターですからあっさり打ち取ると思ったんですが、2球で2ストライクを取った3球目 、外要求のまっすぐが内へ入ってきた。それをコンパクトにセンター前にヒットされてノーアウト1塁。 そして3番佐野の状態が上がってきておりました。初球の高めのまっすぐをセンター右へ同点ツーランホームラン」と語った。

さらに「4番の牧。今度はワンワンから低めのスライダーですかね。これをレフト方向へ結局決勝のホームランということになりました、23号ソロ。牧はたいしたもんですね 。いつ見ても牧はこういうところで強い。さすが4番バッターです」と称賛した。

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■カープは逆転勝利

同日に行われた巨人対広島戦について田尾氏は「7回まで終わって巨人が逆転で4対2。 巨人がそのまま行くのかなと思って、 その後見たらカープが8回表に代打末包がピッチャー高梨からですね、逆転スリーランホームランを打って5対4で勝っている」とコメント。

そして「カープはしぶといですね、ここへ来てなかなか負けません。これで1位2位のゲーム差がですね、 7から6に変わった。5を切るとさすがにタイガースサイドもですね焦るかもしれませんね」と指摘する。

そのうえで「そういう意味では明日の戦い。これは非常に意味のある戦いになるんじゃないかなという気がしますね」と予想し、DeNA先発トレバー・バウアー投手を「阪神打線がどう打ち崩すか」を見どころに挙げていた。

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■阪神のマジックが消滅

阪神が29日の試合で敗北し、カープが勝利したことでタイガースの優勝マジックは消滅した。

広島が劣勢から逆転勝利し、阪神が抑えの岩崎投手が打ち込まれて敗戦しただけに、それぞれのファンから、さまざまな声が上がっている状況だ。

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■田尾氏が29日の試合を振り返る