息子2人を道連れに練炭自殺を図った女性 「疲れた」を連発していたと妹が証言

夫とは離れ、息子と静かに生活していた女性。引っ越し先でも近隣住民や土地に馴染むことができず、うつの悪化で自殺に走ってしまった。

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息子と暮らしながらも、さまざまな問題を抱えて精神的に疲れ果てていた女性。その遺体が発見されるまでの経緯を、『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。


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■妹が3人の遺体発見

タイで暮らしていた女性(27)の妹が警察に通報し、「姉と甥2名がバスルームで死んでいる」と報告。すぐに駆けつけた警察官たちが3名の遺体を発見・回収したことを発表した。

遺体は自宅2階のバスルーム内にあり、内部には練炭コンロや枕、毛布も置かれていたとのこと。確実に死ぬためか、戸の隙間は黒いテープで完全にふさがれた状態だった。

調べを進めている警察は、女性が息子たち(5、3)をバスルームに呼び込んで無理心中した可能性を示唆している。

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■「疲れた」と明かすことも

自殺当日に女性は妹を恋しがり、メッセージを送信して「すぐ会いに来て」と懇願。しかし妹は午前中に仕事があったため、駆けつけることを断念していた。

それでも気になり何度か連絡を試みたが返事がなかったため、午後に休みをもらって女性宅に行き3人の遺体を発見したという。

妹によると女性の夫は別の土地で働いており、女性は息子2人と暮らしながらも疲弊していた。「疲れた」「ここに来て一緒に暮らして」と妹に頼むこともあったそうだ。

しかしうつを患ったのはずいぶん前で、結婚する前にもひどく落ち込んで一度は自殺を試み失敗していた。親しくしていた妹も自殺の動機は分かっておらず、「経済的な問題、あとはうつが引き金になったのだと思う」とのみコメントしている。


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■自殺の方法を検索も

警察はメディアの取材に応じ、亡くなった女性について「お金に困り、引っ越しを済ませたばかりでした」と公表。近隣住民に声をかけたことは一度もなく、家の外に出ることもめったになかったことも明かした。

また女性の携帯電話を回収しデータなどの解析を済ませた警察は、今月初旬に「練炭自殺の方法」と検索した履歴があったことも突き止めた。死因など、詳しいことは検視で確認中だと話している。


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■主な相談窓口

・いのちの電話

ナビダイヤル=0570-783-556(10時~22時)

フリーダイヤル=0120-783-556(16時~21時。毎月10日は8時~11日8時)

日本いのちの電話連盟(https://www.inochinodenwa.org)

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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