家賃を払わない住人に怒った大家がコンドミニアム施錠 閉じこもった男性が餓死

家賃を払えず、スマホにかけるお金もなく…。誰かに救いを求めることすらできず、男性はひとりきりの部屋で息を引き取った。

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貧しく、長いあいだ家賃が払えずにいた男性。困り果てた大家が外から施錠したところ室内から出られなくなったらしく、発見されたときにはやせ細り餓死していた。

この悲しすぎるケースについて、『AsiaOne』など海外メディアが伝えている。


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■家賃を払えなかった男性

マレーシアで暮らしていた40代の男性はハイヤーの運転手として働いていたが、経済的な余裕はまるでなかった。

コンドミニアムで暮らしているのに、家賃も払えない。そんな状態に大家も大変困っていたらしく、3ヶ月の家賃滞納後に思い切った行動に出た。大家は男性が暮らしていた部屋のドアなどすべての鍵をかけ、開けられない状態にしたのだ。

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■スマホも使用できず

男性はスマホの料金も払えず使用できなかったため、「助けに来てほしい」と誰かに救いを求めることもできなかった。それでも7月には近くで暮らす人達が男性を発見したがすでに餓死しており、まさに骨と皮だけに等しい状態だった。

鍵を閉めたのが大家であったことは明らかになっているが、施錠時に男性が室内にいると知っていたかどうかはまだ分かっていない。

男性の遺族は衝撃的な結末に動揺しつつさっそく弁護士を雇い、経緯を伝えた上で大家を訴える準備に入った。


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■弁護士のコメント

遺族の話を聞いた弁護士は、「仮に家賃が払えなかったにせよ、ドアを施錠すれば(中にいる人にとって)危険な状態になりかねない」「死につながる可能性があるため、控えるべきことだ」と断言。

「不法監禁に該当する」「なるべく早急に正義を求めたい」とも述べ、怒りをあらわにした。

ちなみに日本においては、家賃が滞納すると支払い督促が行われ連帯保証人にも連絡が入る。また、賃貸契約を解除され裁判を起こされるほか、最終的には強制退去になる可能性が高いという。

家賃が払えず困っている時にはとりあえず大家に相談し、必要に応じて公的制度や家族・知人に頼るなど、できる限り早急に対応したい。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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