ワークマンのアイスベスト、「保冷剤を着る」クレイジーな着想が抜群の効果を生んでいた

ワークマンで発見した凍った保冷剤を装着する「アイスベスト」。炎天下の中でも長時間冷たさを維持する最強アイテムだった…。

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あっという間に7月も終わり、灼熱の8月が日本列島にやってくる。日々冷感、涼感グッズを探している記者は「ワークマン」で、衝撃ビジュアルの涼感ベストを発見。見た目で結構バカにしていたが、これが今夏最高レベルに使えるアイテムで…。


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■保冷剤を着る感覚の「アイスベスト」

アパレルショップや雑貨店、100円ショップなどに数多く並ぶ冷感グッズと冷感ウェア。実際使ってみると、最初は良いが1時間も経つと涼しさがなくなるようながっかりアイテムも多いが、ワークマンで取り揃えているアイテム群はガチで本気だ。

前回のレポートで冷感アームカバー「クールスリーブ」に感動した記者は、またも同店に行き「アイスベスト」(税込3,500円)なるかっちょいいアイテムを発見。ベストの生地に特殊な繊維を使っており…というわけではなく、「保冷剤を着てしまう」という爆速ストレートな構造に感激し、即購入したのだった。

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■ベストに凍った専用保冷剤を突っ込む

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パッケージを開けると、薄手のベストに、4つの大きな保冷剤。ベストといっても、サイズ的には脇腹から肩までしかないデザインで、左右の脇下に1カ所ずつ、背中に2カ所、保冷剤を入れるポケットが付いている。ここに凍った保冷剤を挿入するのだが、脱落しないようしっかりマジックテープで蓋ができる仕様になっていて優しい。

またベスト自体はかなり伸縮する素材となっており、体にフィット。着用すると体とベストの間に余計な隙間がないほど密着した。


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■冷たさは約6時間持続

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注目すべきはこの保冷剤だ。使用する際は冷凍庫で約10時間ほど凍らせる必要があるが、その保冷機能がすごい。

外側はアルミ素材でできた多重構造の断熱シートで、これによって冷気放出を抑え、かつ接触面の冷え過ぎ軽減効果を生んでいる。そしてアルミ素材自体の反射で保冷効果がより持続するという仕組みだという。

パッケージ裏に書かれていた説明では、30℃の環境下で5~10℃の状態を約6時間持続させるとある。果たしてそんなに効果があるのか最高気温35.7℃を記録した日、着用して試してみた。

着用直後はめちゃくちゃ涼しい。両脇と背骨、首にかけてかなりの冷たさを感じ、屋外で自転車をこいだがじつに快適そのものだった。またベストがかなりフィットしているせいか重さは感じず、手を動かす作業も全く問題がなかった。


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■見た目はイマイチも冷感効果は抜群

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着用2時間後、それまでカチコチに凍っていた保冷剤が若干ぐんにゃりしてきたが、まだまだ保冷効果があり、下に着ていたTシャツを触ると冷蔵庫内を触れた時くらいの冷たさがあった。

着用3時間後、当初に比べるとだいぶ冷たさは弱まった印象だが、まだ体を冷やしてくれている。正確には冷やすというより、体温上昇をさせてない…といったところか。

着用4時間後、保冷剤はほぼ溶けたようでようやく効果がなくなった感じ。35℃近い環境下とあり想定より早く終焉したが、「ファン付きベスト」や、一昨年からブレイクしている「アイスネックリング」と比べると、長時間に渡って涼感を感じることができ、お世辞抜きで買いの一手だとプッシュしたい。

ちなみに記者はTシャツの上にこれを装着し「アメリカの刑事(デカ)みたい」とニッコリしていたが、見た目は少々イマイチなので、上に薄手のウインドブレーカーなどを羽織ったほうが良いかもしれない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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