星4.9の超高評価つくSHEINのTシャツ… 開封してわかった「理想と現実」

Z世代に人気のファッション通販サイト・SHEIN(シーイン)。人気商品を使って「ダサ男改造計画」を実行した。

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若者世代に爆発的人気を誇っている「SHEIN(シーイン)」。オシャレなアパレルを中心に日用品まで扱う中国発のプチプラ通販サイトだが、メンズ商品の実力はどうなのか。社内イチのダサ男記者が同サイトでイメチェンを図った。

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■なんといっても値段

ここ数年で一気に知名度を上げている「SHEIN」。昨年には東京・原宿の“裏原宿エリア”に常設店をオープンするなど、Z世代を中心にファンを増やしている。

魅力はその商品数と値段。サイトには数百円で買えるアクセサリーから1,000円程度の女性用ワンピース、スニーカーやサンダルも2,000円前後とリーズナブルな商品が数多く並んでおり、かつ送料は海外からの発送ながら全国一律500円。また会計額が2,000円を超えると送料無料という手厚さである。

それぞれの商品ページには、国内外合計数100人にも及ぶユーザーレビューが付けられており、購入者の一部は着用写真付きでその特徴やマイナスポイントを記している。評価は星5点満点でジャッジされ、大半の商品が星4.5を超える状態。なぜかあまり厳しいコメントは見られない。

これまで記者は複数回利用してきたが、個人的視点で見たサイトの弱点は、レディース商品過多でメンズアイテムが非常に少ない事。さらには華美な商品写真に比べて商品クオリティが低いケースがあることだ。

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■立体感のあるブラボーなTシャツを購入

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そうはいっても数千円レベルでオシャレになれるなら手っ取り早い。

普段ユニクロや無印良品などシンプルでモノトーン基調のファッションしかトライできていなかった齢40の記者が、「SHEIN」で星4.9という驚異の高評価メンズTシャツを購入してイメチェンを図ることにした。

購入した商品は、「Manfinity RSRT 3D 男性 水玉模様プリント Tシャツ」(1,138円)。見た目は、赤いインナーの上に、穴が開いたグリーンのTシャツを重ね着したような構造で、じつに派手でセンセーショナルなデザインだ。これを着ればボトムスが地味でもきっとスタイリッシュに見えるはず。速攻でポチり、約1週間で手元に届いた。


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■開けてみると…

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いざ開封してわかったのは、二重構造ではなく、だまし絵のようにプリントされたものだったということ。しわが入ると一気に立体感が嘘くさく見えてしまう。

素材はポリエステル88%、スパンデックス12%で、思ったよりだいぶ薄い。これは普通に胸ポチしちゃうやつである。

「SHEIN」商品は一回りサイズが大きいので、普段Lを着ている記者はMサイズを注文していたが、サイズ自体は問題なく、サラサラした手触りで着心地は意外に良かった。これからの季節にマッチしそうだ。


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■「派手と悪趣味の狭間」

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しかし、いざ着てみると商品写真の白人モデルのようなおしゃれさは再現できなかった。

もうちょっとイケると思っていたが、見た目で分かる通り少々ヤバめな感じだ。やはりZ世代の服を中年が着るには無理があると痛感した。…すいません。だいぶモデル(記者)のせい。

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レビューには「このシャツは神聖」「派手と悪趣味の狭間だけど、俺的には全く問題ない」と独特な言い回しで称賛する声のほか、「写真とは少し違いますが、許容範囲内」「実物はあまり立体感がない」と3D感のなさを指摘する海外ユーザーの声もある。

値段が値段だけに、「まあいいか。次、次!」という気持ちのまま今日も「SHEIN」のサイトを見まくる記者だった。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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