藤浪晋太郎、後輩・横田慎太郎さんに力投捧げる　マウンドに“名前”記し登板

オークランド・アスレチックスの藤浪晋太郎投手が日本時間19日（現地時間18日）にオークランド・コロシアムで行われたボストン・レッドソックスとの一戦に登板。前日18日に死去した阪神タイガース時代の後輩・横田慎太郎さんを悼んだ。

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■「一緒にお立ち台」を夢見たことも

藤浪投手は、横田さんが入団する1年前の2012年のドラフト会議で1位指名を受けて阪神に入団。

生前の横田さんは、現役引退後に雑誌に寄稿したコラムで、入団当初はすでにスターだった藤浪投手に気後れして交流がなかったものの、2016年に1軍に昇格した後に親しくなったことを回顧。

名前が同じ「シンタロウ」であることから「いつか甲子園で藤浪さんが投げて、僕が打って、一緒にお立ち台に上がれたらいいなと結構、本気で思ってました」とつづり、一時は不調に苦しんだ藤浪投手の復活を喜んでいた。

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■胸を叩いて天を指さす

横田さんの訃報を知らされた藤浪投手は、試合前の練習に喪章をつけて参加。MLBの規定で試合での喪章は認められなかったが、3点リードの7回に3番手として登場すると、マウンドに横田さんの名前を記した。

先頭打者をショートフライに打ち取ると、2人目にはセンター前ヒットを許すも、その後はサードフライ、ショートゴロに仕留め、1回1安打無失点の好投で3ホールド目をマーク。マウンドを降りる際には胸を叩いて天を指さし、天国の後輩に思いをはせた。

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■「泣ける」「かっこいい」の声

横田さんを悼んだ藤浪投手の姿に、ツイッターでも「藤浪晋太郎」がトレンド入り。ファンからは「藤浪かっけぇ。ただかっこいい」「藤浪…きっと横田も見てるよ…！」「藤浪はほんまにいいやつだよなぁ」との声があがった。

また、「藤浪頑張ってるな。そして泣けるな」「藤浪、泣ける。天に届くといいね」「ただただ泣いた。かっこいいぜ藤浪」と思わず涙する人も見受けられた。