男子生徒の喧嘩を止めようとした男性教師が刺される 生徒1名が逮捕に

生徒同士の喧嘩が、重大事件に発展。教師が負傷し病院に搬送される事態になった。学校内におけるセキュリティ対策は十分だったのか。

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優しく評判の良い男性教師が、学校で生徒に刺されるという事件が発生した。経緯とその後について、『The Mirror』などイギリスのメディアが伝えている。


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■生徒は殺人未遂で逮捕に

10日、イギリス・グロスターシャーにある学校で、10代の男子生徒らがもめて激しい喧嘩に発展した。

騒ぎに気づいた男性数学教師が止めに入ったところ、1名に刺されて負傷し、病院に救急搬送される事態に。命にかかわる怪我は負っておらず、搬送後も安定した状態と伝えられた。

また晩には退院を許可されたと、現地警察が発表。刺した生徒は殺人未遂の疑いで逮捕され取り調べを受けているが、喧嘩の理由や刺した詳しい経緯、犯行に用いた凶器の種類などについては報じられていない。

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■保護者らも衝撃

この件について、校長は「生徒たちの安全は保たれました」「午前9時前に重大な出来事があり、男性職員が病院で治療を受けることになりました」と発表。一時は警察官たちが現場に立ち入り、学校の封鎖を余儀なくされたことなども認めた。

同日午後1時30分に全校生徒を下校させたというが、大変な騒ぎになり保護者、生徒、近隣住民も大きなショックを受けた。


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■教師の回復を祈る声

保護者のひとりはメディアの取材に応じ、「とにかくこの事件が終わってホッとしました」とコメント。また刺された教師については「素晴らしい先生なんです。1日も早く回復されることを願うばかりです」と話している。

学校における持ち物検査については「やりすぎ」という声もあるが、「不定期でもいいから行うべき」「危険な物を持ち込む者がいれば、生徒・児童・教師の安全は保証できない」という人もいる。

学外から不審者が侵入しないよう警備すると同時に、学内のセキュリティについても十分な見直しと強化が望まれている。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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