「子供の大学進学」に向け教育費が足りない… 人気税理士が教える“3つの対策”

「子供が大学進学を控えているのにお金が…」。そんな問題への対処法を人気税理士の大河内薫氏が解説した。

2023/07/12 17:15

貯金・家計簿

YouTuberとしても活動する税理士・大河内薫氏が12日、“誰もが知るべきお金の基礎知識”を発信するブログ『マネリテ学園』を更新。「子供の大学進学が控えているのに、お金が貯まらない」という場合の対処法について解説した。


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■子供に進学を諦めさせないために

子供を育てる上で必要不可欠な教育費だが、例えば幼稚園から大学まですべて私立に通った場合にはおよそ2,000万円以上が必要ともいわれている。大学だけでも私立の場合500万円ほどかかるというが、そんな大金を一般家庭でさっと用意するのは大抵難しい。

そこで毎月コツコツと貯金をして我が子の将来に備えたいと考えるも、実際のところ毎月の収入のほとんどが住宅ローンや生活費に消えてしまい、なかなか貯まらないという人は多いのではないだろうか。

「お金が貯まらない、でも子供に進学を諦めさせたくない」そんな場合の対処法について、大河内氏が解説している。

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■支出を把握し見直す

お金が貯まらない原因について、「毎月の収支を把握していない」「目標金額が決まっていない」「収入が低い」ことを挙げる大河内氏。そしてこれから貯められるようになる3つの方法を紹介している。

1つ目は「家計を見直す」こと。「何にいくら使っているのか」を把握するために家計簿をつけ、毎月決まった支払いがある「固定費」を見直すのだという。

固定費には住居費、光熱費、通信費、保険、サブスクや年会費、車の維持費などがあるが、例えばガス・電力会社の乗り換えや携帯電話のプラン変更、保険であれば相談サービスを利用するという手もある。


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■強制的に貯金

2つ目は「先取り貯金」。大河内氏によると「毎月余った金額を貯金する方法では、なかなか教育費が貯まらないので、強制的に貯金ができる“定期預金”や“財形貯蓄制度”を利用するのがおすすめ」だそう。

確かに先取り貯金し、そのお金を“ないもの”と考えて生活すればどうにかしてやりくりし、無駄遣いも減りそうだ。

一方で大河内氏は、せっかく貯めておいてもインフレが起きてお金の価値が下がる可能性や、普通の貯金ではお金が増えないことを指摘。そのため「先取り貯金の一環として、毎月一定額を投資に回すのも効果的です」としている。

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