友人に火だるまにされた12歳少年が意識不明 加害者家族は示談望むも反故に

友人に火をつけられて重度の火傷を負った少年は、意識不明の状態が続いている。加害者の母親は示談金の支払いを申し出たが、不誠実な対応で少年の家族を驚かせた。

炎・火

ゴミを燃いていた少年たちのうち1人に火がつき、大惨事に。悲劇の詳細とその後について、『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。


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■ゴミに火をつけた少年たち

6月26日午後7時半頃のこと、タイのチャチューンサオ県で暮らす少年Aくん(12)が友人Bと外出。Bは近所のゴミに持っていたアルコールをふりかけて火をつけ、焼ける様子を眺めていた。

尿意を催したAくんが近くで用を足そうとするのを見ていたBは、何を思ったかAくんにアルコールを浴びせた。さらに火を向けた結果、とんでもない悲劇が起こった。

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■火が服に燃え移り…

火は一瞬で服に燃え移り、Aくんは火だるまになって、体表面全体の約7割に重度の火傷を負った。

Aくんは直後に病院に搬送され治療を受けているが重体で、意識不明の状態が続いている。見守るしかない家族がこの経緯をSNSで公表したところ、多くの人がBとその関係者に対する怒りの声を上げた。


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■示談を望んだ親

教師として働くBの母親は示談による解決を希望し、Aくんの家族に5,000バーツ(約2万592円)を払うと伝えたが、実際に出したのは半額にも満たない2,000バーツだった。

Bの母親はそれを認め、「医療費として5,000バーツ払うと伝えてありました」とコメント。にもかかわらず2,000バーツしか払わなかった理由は不明で、詳しい事情については明かしていない。


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■いい加減な態度に不信感

Bの両親は、7月2日にAくんの家族と警察署で会うはずだった。子供たちに何が起こったかについて十分に話し合い、当初の約束を果たすのがその目的だったという。

しかしBの両親は約束をすっぽかし、話し合いの機会をふいに。この件についてその後進展があったかについて、警察は発表を控えている。

夏が到来し、日本でも子供たちが花火など火に触れる機会が激増する。火の取り扱いについては、学校や各家庭で十分に指導しておきたい。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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