乙武洋匡氏、障害者が感謝を強いられることにモヤモヤ 「なんだかな」 

乙武洋匡氏が、車椅子利用者に向けられた意見に対して持論を展開。例え話には「非常にわかりやすい」と反響も。

乙武洋匡

作家・乙武洋匡氏が9日、自身の公式ツイッターを更新。障害者に感謝を強いる声に本音をつづった。


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■乙武氏「なんだかな」

乙武氏はこの日、車椅子利用者と電車に関するツイートを投稿。すると、1人のユーザーがこれを引用して「車椅子の方が、駅員がスロープ持って来るのが遅いと怒鳴り散らすのを見たけどあれは嫌だったな? 普通は感謝だよね?」とコメントした。

このコメントに乙武氏は反応して、「駅員さんに怒鳴り散らすのはもってのほかだけど、『障害者だから』周囲への感謝を強いられるのもなんだかな、という気がしています」と心境をつづる。

「たとえば健常者の場合、電車が遅延して待ち合わせに遅れそうになっても、『運行してくれることに感謝だよね?』という感覚でいられるものなのかな…」と問いを投げた。

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■ユーザーに説明する乙武氏

乙武氏の主張には、「人の手を煩わせたら感謝するのは当然で、健常者も障害者も関係ないでしょう スロープ持ってきてくれたんだからありがとうは当然のような、、」との意見が届いた。

これに対して「駅員さんがスロープを持ってくるのは『善意』からではなく、それが『業務』だからですよね」と述べてから説明を続ける。

「カフェでコーヒー持ってきてくれた店員さんに『ありがとう』と感謝を伝える人もいれば、なんとも思わず無言で受け取る人もいる。でも、その人に対して、別に『感謝しろよ』とは言わないですよね?」と理解を求めた。


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■例え話に納得

障害者であることを理由に感謝を求める声に対して持論を展開した乙武氏。例え話には、「非常にわかりやすい」「すごくわかる」「まさしく!」と納得の声が上がった。

「当たり前のことに感謝できるかは人それぞれなので、(感謝することを)押し付けるのは何かなと思います」との意見をつづるユーザーも見られる。

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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ

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