転職面接で「今より高い年収が希望」と伝えるのはありか 成功事例やアドバイスも

「今の会社は給料が安い」。そう考えて転職を希望していることを、転職希望先の面接で伝えてもいいのだろうか。

面接・面談

給料に不満があるため転職を目指しているが、それを面接で正直に伝えても良いのだろうか。ある求職者の悩みが話題を集めた。


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■面接を前に抱いた疑問

海外在住の男性が、現在働いている職場に見切りをつけて転職したいと考えるようになった。今の職場に対する不満は、ずばり給料の安さだ。

だが面接に呼ばれた場合、「今より高い給料が望み」と面接官に伝えても大丈夫なのか。もし伝えるとしたら、どのような表現が好ましいのか。理想的な説明の仕方について悩む男性が人気掲示板「Reddit」に投稿し、ユーザーの意見を求めた。

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■やんわり伝える方法は…

ユーザーのひとりは、まずは現在の職場でもうまくやっていることを強調すべきと主張。その上で「より大きなことにチャレンジして視野を広げたいと思います」と伝えれば、やんわりとではあるが「上を目指している」という気持ちは伝わると考えたようだ。

「良い答え方だと思う」「同じように話して面接に合格した人を知っている」と書き込んでいるユーザーもいるが、給与に関する回答としては理想的ではないかもしれない。


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■「ズバリ言う」という意見

また一部ユーザーは、本音を伝えるのは悪いことではないと判断。「仕事は報酬を得るためのものであって、雇用側もそれは十分に理解しているはず」と書いており、この考え方を支持するユーザーもいた。

ただいきなり「今より高い給料が欲しい」と伝えるだけでは、面接官は納得しない。どのような資格を持っているか、また専門分野でどれほど経験を積んだかなどを十分にアピールし、「この人を雇うメリットは十分にある」と納得させるべきだ。


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■相手に任せないのがベスト

面接では実際に希望の報酬について聞かれることがあるが、その場合「お任せします」と答えるのは「意外に印象が良くない」という人もいる。アピールする点がない、または自信がないと思われる可能性があるためだ。

このような誤解や問題を避けるためにも、求人情報に含まれる報酬についてはしっかり確認しておきたい。その上でアピールすべき点を説明し現在の年収と希望額を伝えれば、面接官も判断しやすくなりそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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