不祥事芸能人の作品は非公開にすべき? 中高年の視線はやや厳しく…

W不倫の渦中にある広末涼子や大麻取締法違反の容疑で逮捕された永山絢斗。朝ドラ『らんまん』や映画『東リベ2』は公開中止に至っていないが…。

広末涼子・永山絢斗

ミシュラン1つ星レストラン『sio』の鳥羽周作シェフとW不倫の渦中にある女優・広末涼子。大麻取締法違反の容疑で警視庁に逮捕された俳優・永山絢斗。立て続けに起きたスキャンダルが、芸能界を揺るがしている。


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■『東リベ』『らんまん』は予定通り

永山は、出演した映画『東京卍リベンジャーズ2 血のハロウィン編』が30日から公開を控えていた。広末は、自身が出演したシーンは放送終了したものの、NHK朝の連続テレビ小説『らんまん』に出演中。

『東京卍リベンジャーズ2』は、予定通り公開するとのプレスリリースを発表。23日に放送された『らんまん』でも、広末涼子が出演した回想シーンはカットされずに放送されている。

こうした不祥事の際に取りざたされる作品の公開中止問題。世間はどのように考えているだろうか。

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■「公開するな」は4人に1人

Sirabee編集部が、6月19〜20日にかけて全国10〜60代男女868名を対象に「不祥事を起こした芸能人の作品」について調査したところ、「公開すべきでない」と回答した人は24.7%にとどまった。

「作品に罪はない」という言葉もよく聞かれるが、実際に8割近くは、不祥事によって”作品を殺してしまう”ことには反対しているようだ。

不祥事芸能人の作品


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■高齢層ほど厳しい

「作品に罪はない」という考え方は年代によっても異なるようだ。今回の調査結果では、全体として年代が上がるほど「公開すべきでない」と考える割合が増加。10〜20代では18.0%なのに対して、50代では30.5%に及んでいる。

テレビの主な視聴者が高齢層であることを考えると、公開や放映の中止や差し替えは、不祥事に厳しい高齢者への配慮なのかもしれない。

不祥事芸能人の作品


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■執筆者紹介

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年6月19日~6月20日
対象:全国10代~60代男女868名(有効回答数)

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