テーマパークに不法侵入しワニに接近した男たち SNSに動画を公開し逮捕に

人が驚くような動画を撮影して公開したいと考えた若い男が、仲間たちと勝手な行動に走り、警察に逮捕された。

ワニ

テーマパークに不法侵入した若い男が、ワニの近くに行き動画を撮影。しかしそれがバレて逮捕されていたことを、『CBS News』などアメリカのメディアが伝えた。


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■柵を越えワニの近くへ

1日のこと、アメリカ・フロリダ州にある人気のテーマパークにジェイコブ・パーシフル容疑者(20)が出没。仲間2名とフェンスを乗り越え、不法に内部に侵入した。

その後、ワニが生息するエリアに向かった容疑者は、二重の柵を越えて水辺へ。その場にいた多くの人たちが驚きカメラを向けるなどしたが、容疑者は調子に乗って大声で騒ぎ続けた。

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■動画撮影が目的か

パーシフル容疑者と一緒にいた仲間のうち1名が、スマホでこの様子を撮影。そばにいた多くの来場客が容疑者たちの行動に驚き、「すぐに出なさい!」「ワニに近づくのは危険だから」と叫び声をあげた。

しかし容疑者は「ワイルドな“カレン(迷惑な中年女)”がいるぜ」などと言い放ち、批判の声は無視。その後に仲間が撮影した動画をSNSにアップし、ひんしゅくを買った。


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■SNSの動画で身元を特定

現地警察は、SNSに公開された動画を確認してパーシフル容疑者の身元を特定し、5日には逮捕に踏み切った。だが容疑者はその翌日に保釈金8,500ドル(約119万円)を支払い、自宅に戻ったと見られている。

なお容疑者と一緒にいた仲間2名のその後については分かっておらず、現地警察もそちらに関してはまだコメントしていない。


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■動物レスキュー団体も批判

動物レスキュー団体関係者はメディアの取材に応じ、容疑者の行動について「愚か」と批判。

「動物を尊重しようという気持ちがまるでない」「もしワニが人間を襲ったら、(理由がどうであれ)始末されるのはワニのほうなんです」とも述べ、怒りをあらわにした。

テーマパーク側も容疑者の逮捕を受けて「警察に感謝します」とコメントし、ルールを明示するいくつもの看板を容疑者が無視し囲いの中に侵入したと明かしている。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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