スポーツ用品店からスニーカー220足を奪った強盗 箱の中身が右足分のみという失態

強盗によってスポーツ用品店から盗まれたスニーカーは、adidasやNIKEなどの有名ブランドばかり。その数は220足というから驚きだが、両足分そろえることはできなかった。

2023/05/21 14:00

スニーカー・スニーカーショップ

最近の日本では、店舗に押し入る強盗事件が急増している。地球の反対側、ペルーでもこのたびそんな強盗事件が発生したが、思いもよらない展開を迎え、世間の失笑を買っている模様だ。アメリカの『FOX』 や『NEW YORK POST』などが報じている。


関連記事:78歳女の銀行強盗を逮捕した警察も困惑 じつは3度も犯行に及んだ常習犯

■スニーカーの箱をかき集め…

事件は、ペルー中央部に位置するフニン地域のハンカヨという大都市で発生した。あるスポーツ用品店に4月30日の午前3時半頃、不審な3人組が現れ、入り口の南京錠を電動カッターで破壊し、店内に侵入する様子が防犯カメラに捉えられていた。

店の倉庫に向かうと、彼らはスニーカーが入った箱を手あたり次第抱え、用意しておいた三輪車に可能な限り詰め込んだという。

関連記事:茂木健一郎氏、切りつけで搬送の宮台真司氏を心配 犯人の自首も求める

■被害総額は推定180万円

3人はいまだ逃走中で、盗まれたスニーカーも見つかっていないが、盗んだスニーカーの箱の中身を確認して、自分たちが犯した大失態に唖然としていることだろう。すべての箱に、なんと右足分しか入っていなかったのだ。

ペルー国家警察によると、盗まれたスニーカー220足はadidasやNIKEといった有名ブランドばかりで、その被害総額は右足分だけでも推定1万3,000ドル(約180万円)にものぼるという。


関連記事:スタートアップ企業装い失業者を犯罪に誘導か 「ATMを15分で破壊する方法が…」

■転売目的だった

エドゥアン・ディアス警察署長は「転売目的だったのでしょうが、片側しかないことから使い物になりません。スニーカーはどこかに投棄されているはずです」と推測している。

警察は防犯カメラの映像や現場に残された指紋などをもとに、引き続き3人の行方を追うとともに、事件を指示した可能性がある人物についても捜査を進めている。


関連記事:極悪犯と同姓同名&生年月日まで一緒の男性 苦悩を告白「誤認逮捕されて…」

■左側は店内に展示

この報道を知った世間の人々は、「残念だけど、半額で転売するしかないね」「お店には申し訳ないけど、思わず笑っちゃった!」など犯人たちの愚かさに失笑。同店舗は数ヶ月前にオープンしたばかりで、残された左側はすべて、店内に展示されていたという。

ペルーでは先月に南部のイカ市でも、スニーカーが盗まれる事件が発生していた。警察は犯人を検挙し、盗まれたスニーカーを押収。被害総額は約130万円だった。

・合わせて読みたい→78歳女の銀行強盗を逮捕した警察も困惑 じつは3度も犯行に及んだ常習犯

(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

【Amazonセール情報】ココからチェック!