酔って息子の耳に穴を開けた父親を逮捕 「16歳だしピアスくらいOK」

いきなりの身柄拘束に、容疑者は「息子の耳にピアスの穴を開けてあげただけで逮捕されるのか。なんとバカバカしい」と言って、大笑いしたという。

2023/05/13 18:30

耳・左耳

世界には赤ちゃんのときにピアスの穴を開ける国もあり、人種のるつぼであるアメリカでは、よその子の耳に開いた穴をとやかく言う人はあまりいない。

ところがアメリカのアーカンソー州では、それが原因でこのほど父親が逮捕されてしまった。『NBC News』『WDHN-TV』ほかが伝えている。


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■高校生の息子の耳に穴を

アーカンソー州ワシントン郡のトンティタウン地区で、スプリングデール高校に通う少年の左耳に自宅でピアスの穴を開けたとして、実父のジェレミー・シャーランドが逮捕された。

起訴にあたっては、未成年者への身体的虐待、16 歳未満のボディーアート行為を禁じる州法に対する違反、さらに逮捕時にひどく抵抗したことから、公務執行妨害罪が加わるという。

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■酒に酔っていたため通報された?

事件は4月20日、息子がクラスメートにピアスの穴を見せ、「父親に開けてもらった」と説明したことで発覚した。

息子は「父は酒に酔っていた。背後から腕で首を絞められ、プロレスのチョークホールドをかけられたような状態で、針を耳に突き刺してきた」などと説明。

それが危険な虐待ではないかとして、学校や教育委員会に通報され、彼らが警察に相談したことがわかっている。


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■「僕がお願いした」と息子

逮捕状をとった郡保安官事務所の職員4名は4月23日、いきなり自宅に踏み込んでシャーランド容疑者の身柄を拘束した。1,500ドル(約20万円)の保証金を支払って保釈されたが、5月22日に罪状認否を行う予定だ。

容疑者は逮捕の際に「息子の耳にピアスの穴を開けただけで、警察官が4人もやって来るとは」と言って、大笑いする様子が近隣住民に目撃されている。その場にいた息子も「僕が父にそうお願いしたんだ」と反論していたという。


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■ピアスはボディーアートなのか

郡検察局は今、「アーカンソー州は公衆衛生関連法として、16 歳未満の子供に『ボディーアートを行ってはならない』と定めている」と主張しているが、「耳たぶに穴を開ける行為を除く」とあるため、世間からは批判の声もあがっている。

また、赤ちゃんは幼いほど痛みに鈍感なことがわかっており、米国小児学会(American Academy of Pediatrics)も「専用の器具による清潔な施術と、その後のケアに十分気を付けるように」と忠告するのみ。

16歳の子へのピアッシングは虐待なのか、そしてピアスはボディーアートの一種なのか、州民の間でも物議を醸している模様だ。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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