流産を繰り返した20代女性が自殺 最初のショックで人が変わったように…

まだ26歳の女性が、自宅で首を吊って自殺してしまった。流産にショックを受け、立ち直れずにいたという。

腹痛・胃痛

愛情深く母になることを望んでいた女性が流産を繰り返し、自ら命を絶ってしまった。あまりにも悲しい最期だったことを、『Metro』などイギリスのメディアが伝えている。


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■子供を望んでいた女性

イギリスで暮らしていたジェマ・ゾーズィーさん(26)は昔から子供が大好きで、かつてはベビーシッターをしていた。その後は託児所で働き始め、大好きな子供たちに囲まれて仕事に打ち込んだという。

「いつか私も自分の子供をもち母になりたい」「世界中を旅してみたい」。そんな夢を周囲にも打ち明け前向きに生きていたジェマさんは、念願かなって夫の子を妊娠。出産を楽しみにしていたが流産してしまい、大変なショックを受けた。

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■鬱を患い最悪の結果に

ジェマさんは家族とも仲が良かったが、流産のショックで人が変わったようにふさぎ込んだ。しかもその後も妊娠・流産を繰り返してひどい鬱を患ったが、立ち直りにつながるサポートはほぼ得られなかった。

妊娠はするのに、そのたびに流産してしまう。その原因についても分からず苦しんだジェマさんは、2022年12月16日に自宅で首を吊り死亡した。遺体を発見したのは、誰よりもジェマさんを愛していた夫だった。


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■兄も自殺にショック

ジェマさんの兄は一部メディアの取材に応じ、「流産の原因を誰にも説明してもらえず、妹はずいぶん苦しい思いをしていたようです」「幸せになろうと頑張った妹を誇りに思います」「子供が好きだったので、流産を繰り返すつらさは耐え難かったのでしょう」と述べた。

その後、ジェマさんの兄はインターネットで寄付を呼びかけるように。集まったお金をジェマさんの葬儀費用にあて、残りは流産した女性を支えるチャリティ団体に贈りたいと明かした。


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■悲しみに寄り添うために

流産を経験する女性は意外に多い。それにより女性は心身ともにダメージを受けるが、誕生前の別れとあって悲しみを理解できない人も多いようだ。

家族・関係者も苦しみに寄り添い、「また頑張ればいい」といった無神経な言葉や流産の原因を問いただす質問で傷つけてはいけない。「流産 心のケア」でネット検索すると、当事者だけでなく関係者にも参考になるサイトを見つけることができる。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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